Googleは27日、検索サイト表示のクローリング方法をモバイルサイトを評価軸として行うモバイル ファースト インデックス(mobile-first indexing)を開始することを公式ブログで発表した。
公式ブログでは、モバイル版のページをインデックスやランキングに使用するものでランキング優位性に変化はなく、モバイルユーザーが探しているものを見つけやすくすることを意味すると述べている。検索結果提供のインデックスは引き続き1つのままで、移行しているサイトはSearch Consoleで通知される。この場合、サイトオーナーはスマートフォンのGooglebotからのクロールが大幅に増加することになるとしている。
レスポンシブルWebデザインやダイナミック サービングを使用しているサイトは一般的にモバイル ファースト インデックスが設定、AMPページと非AMPページを持つサイトではモバイル版の非AMPページをインデックスするなど、詳細はデベロッパー向けのドキュメント(英文)に記載されている。
また、最初のローンチに適用されなかったとしてもランキング方法ではなく、コンテンツの集め方に関するものでありデスクトップ版のコンテンツに比べてランキング優位性があるというわけけでは無いとする一方、モバイルユーザーの増加にともない引き続きデスクトップであろうと、モバイルであろうとモバイルフレンドリーなコンテンツ評価を判断材料にしていくことを掲載している。
モバイル検索ユーザーの大幅な増加にともない2016年に発表された「モバイル ファースト インデックス」1年半の実験を経て正式な運用に入ることになる。