トランスコスモスは2月26日、クラウド型コンタクトセンタープラットフォーム「Contact-Link(コンタクトリンク)」とDMPサービス「DECode(デコード)」を連携し、顧客との会話ログとマーケティングデータの一元管理を可能にしたと発表した。蓄積した会話ログを含むマーケティングデータを広告配信に活用し、DECodeを経由して各アドネットワークに出稿する。

「Contact-Link」は、トランスコスモスが提供する企業の顧客コミュニケーションを支援するコンタクトセンタープラットフォーム。電話、Web、SMSなど複数のチャネルにおける顧客とのコミュニケーションを実現する。「DECode」は、Web/EC/コールセンター/SNS/チャットなど、多様なチャネルで収集したコミュニケーションデータをクラウド上で統合し、最先端のAI/機械学習技術を用いて分析・活用する独自のDMP(データマネジメントプラットフォーム)サービスだ。

  • 会話ログを活用した広告配信

    連携のイメージ

今回、Contact-Link と DECodeが連携することで、Concat-Linkに蓄積されている電話・Webサイト・SMSなどにおける顧客との会話ログと、LINE・Facebook・Twitterなどの多様なチャネルから収集したオーディエンスデータなどを、DECode 内で1つのマーケティングデータとして蓄積することが可能になる。これにより、Webサイトでの行動履歴を活用することが主流だった広告配信に、コンタクトセンターに蓄積された会話ログを活用することができるようになる。

今後は、各種チャネルからアクセスしてきた顧客ごとに、個別電話番号を払い出し、Cookieとコールデータを統合して、よりパーソナライズした広告配信データを作成していく。