日立ソリューションズは、住所の正規化や名寄せなどのデータクレンジング機能を搭載し、エリアマーケティングを支援する「GeoMation 位置情報活用マーケティングソリューション」を2月6日から販売すると発表した。価格は個別見積り。

本ソリューションは、大量データの地図上でのスムーズな表示に特長を持つ空間情報ソリューション「GeoMation」で培ってきたノウハウをマーケティング分野に提供するもので 、顧客情報、購買情報および、スマートフォンやセンサーなどから取得するIoTデータを統合する際の品質を高めるため、データクレンジング機能を搭載。

具体的には、住所の誤入力や古い情報の正規化、名寄せ・世帯名寄せなどを自動で行うことができ二重登録による広告の重複配信を防止する。

複数の顧客情報の統合時には、住所や名前、電話番号などの正規化・書式整形を行い、重複削除や名寄せを行う。特に、住所情報正規化おいては、市町村の住所改定や海外の住所にも対応し、きめ細やかに対応する。さらに、住所情報が一致するメンバーを家族として世帯名寄せも行う。

  • 「GeoMation 位置情報活用マーケティングソリューション」の概要図

また、実店舗やECサイト、SNSの顧客情報や購買情報、スマートフォンなどのIoTデバイスから取得するデータ、各種統計情報などを統合・分析し、顧客の性別や年齢、収入などの顧客属性や嗜好、来訪頻度などの行動パターン、現在位置を地図上で可視化する。

今後は、日立製作所が提供する人工知能「Hitachi AI Technology/H」や日立ソリューションズが培ってきたAI(人工知能)技術で分析した結果を、地図上に可視化する取り組みを推進していく予定。