2018年1月より、MBS・TBS・BS-TBS"アニメイズム"枠にて放送中のTVアニメ『BEATLESS』と、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)とのタイアップが決定した。

企画の一環として、『BEATLESS』のキャラクターを用いたサイバーセキュリティ月間(2/1~3/18)のタイアップポスターなどが作成され、全国の関係機関等に配布。サイバーセキュリティ月間中、関連した各種取組が行われる。

■「内閣サイバーセキュリティセンター」のコメント
政府は、「新・情報セキュリティ普及啓発プログラム」(平成26年7月10日情報セキュリティ政策会議)を策定し、その中で「情報セキュリティ対策の重要性を広く国民一人一人に訴求していく手法として、国民に親しみやすいメディアの影響力に着目し、これらを扱う事業者やクリエイター等と連携した取組も効果的である」としています。

これまでも、ポスターやイベント、駅構内の動画広告等において、国民に親しみやすいアニメ・コミック等のメディアを活用した様々な普及啓発活動が実施されてきていますが、サイバーセキュリティ月間中はこうした取組を官民一体となって更に推進し、国民全体の意識を高め、具体的な情報セキュリティ対策の実践を促していくことを進めていきます。

そこで、本年度内閣サイバーセキュリティセンターは、サイバーセキュリティでしばしば取り上げられるソーシャルエンジニアリングに近い、「アナログハック」を一つのテーマとした作品、『BEATLESS』とタイアップを行うことでBEATLESS製作委員会と共に、国民に対して広くサイバーセキュリティに関する普及啓発強化を図るため、様々な企画を行うこととしました。

今回のタイアップ企画を通じ国民一人一人に、「サイバーセキュリティ月間」の趣旨が広く浸透していくとともに、サイバーセキュリティへの意識が高まることを期待しています。

■『BEATLESS』制作プロデューサー・田村淳一郎氏のコメント
ネットワークやAIの発展目覚ましく世間の耳目を集める中、サイバーセキュリティの普及啓発キャンペーンに本作「BEATLESS」を選んでいただいたことは、非常に親和性の高いテーマを扱っているこの作品にとって、大変名誉なことであると思います。

本作品の時代設定は約100年後の日本ではありますが、現在のテクノロジーの延長上の世界を描いています。日進月歩を続けるネットワークとAIはますます人間社会に深く浸透していき、それらのテクノロジーは生活を豊かにしていきますがその反面、使い方によっては新たな攻撃を作り出す可能性があります。本作中に描かれるように、将来AIによる自立したロボットが社会にとって不可欠な存在となった時に、どんな攻撃や事故が起きるのかを現在ではまだ誰も目にしていません。ですが、そのようなものから我々を守るのが「サイバーセキュリティ」の知識であると考えます。

知識やテクノロジー自体は悪でも善でもありませんが、どんな知識やテクノロジーも悪用する人間がいて、そういった人間に対してどういう行動を取れば良いのか、判断し行動するのは、最後の最後には「人間」であるということをアニメ「BEATLESS」でも描いておりますので、本作を通じて本キャンペーンとサイバーセキュリティの啓発に寄与できればこれに勝る喜びはありません。


TVアニメ『BEATLESS』は、MBS・TBS・BS-TBS"アニメイズム"枠ほかにて放送中。各詳細はアニメ公式サイトにて。

(C)2018 長谷敏司・redjuice・monochrom/KADOKAWA/BEATLESS製作委員会