AWS(Amazon Web Services)は2018年1月15日(現地時間)、自社のサーバーレスコンピューティング「AWS Lambda」において、.NET Core 2.0ランタイムをサポートしたことを公式ブログで明らかにした。

.NET Core Lambdaを使用するには、Visual Studio 2017と本日新たにリリースしたAWS Toolkit for Visual Studio 1.14.0.0を組み合わせるか、同じく本日付けでリリースしたAmazon.Lambda.Tools 2.0.0を用いてコマンドラインからアクセス。もしくはAmazon.Lambda.Templates 2.0.0を用いて直接プロジェクトを作成する3通りの方法を用意する。同社は既存の.NET Frameworkコードの移行が容易になり、.NET Core 2.0で定義された多くのAPIが利用可能になると説明した。

  • Lambdaプロジェクトのコンテキストメニューから<Publish to AWS Lambda>を選択することで簡単に展開できる(画像は公式ブログより抜粋)

    Lambdaプロジェクトのコンテキストメニューから<Publish to AWS Lambda>を選択することで簡単に展開できる(画像は公式ブログより抜粋)

.NET CoreはMicrosoftが2016年6月に公開した.NET Frameworkのオープンソース版。2017年8月にはバージョン2.0をリリースし、存在感を高めつつある。AWS LambdaはAWS上でNode.jsやPython、JavaやC#などサポートするランタイムを呼び出すことで、Linuxバイナリファイルを実行するイベント駆動型サーバーレスコンピューティングプラットフォーム。Azure FunctionsやIBM Bluemix OpenWhiskなどと競合関係にある。また、同日に開発言語Goのサポートも別の公式ブログで発表した。

阿久津良和(Cactus)