今年のPシリーズはハイエンドモデルも投入

ファーウェイ・ジャパンは6月6日、カメラ性能を重視したSIMロックフリースマートフォン「Pシリーズ」の新製品発表会を開催した。2017年2月にスペインのバルセロナで開催された「MWC 2017」で中国Huaweiが発表した、ワールドワイドモデルを国内仕様にしたものだ。発売日は6月9日で、6月6日から予約を開始している。

今回発表したのは、「HUAWEI P10」「HUAWEI P10 Plus」「HUAWEI P10 lite」の3機種。市場想定価格はそれぞれ税別で、65,800円、72,800円、29,980円。MVNO、量販店、Eコマースにて販売する。それぞれのスペックの詳細については、別記事『ファーウェイ、カメラ強化の「P10」と「P10 Plus」を6月9日に国内発売』、『ファーウェイ、税別29,980円の5.2インチSIMフリースマホ「P10 lite」』を参照してほしい。なお、スポーツウオッチの「HUAWEI WATCH 2」も併せて発表し、こちらの市場想定価格は税別34,800円となっている。

HUAWEI P10は5.1インチ、HUAWEI P10 Plusは5.5インチディスプレイを搭載しており、P10 Plusのほうが若干大きくて重量もあるが、見た目には大きな違いはない。採用するCPUやメモリー容量も同じだ。どちらも第2世代「Leica Dual Camera」Pro版などを備え、インカメラも「Leica Camera」を採用して、最強のセルフィーカメラをうたう。

既存モデルの「HUAWEI P9」では、低価格モデルの「HUAWEI P9 lite」は発売されたが、ハイエンドモデルの「HUAWEI P9 Plus」は国内販売が見送られた。高価格帯のSIMロックフリースマートフォンが国内市場で受け入れられるかどうか、同社が手探りしていた様子がうかがえる。

今回、「HUAWEI P10 Plus」が国内市場に投入された背景には、P9を始めとする実績から、「魅力がきちんと伝われば高価格帯でも売れる」という判断のあったことは想像にかたくない。この点については、会場で登壇した同社の日本と韓国のデバイス部門を統括する呉 波(ゴ ハ)氏のプレゼンが参考になったので、製品を見たあとで紹介しよう。

HUAWEI P10 Plusの正面

HUAWEI P10 Plusの背面

P9では指紋センサーが目立つ位置にあったが前面に移された

HUAWEI P10 Plusの右側面

HUAWEI P10 Plusの左側面

HUAWEI P10 Plusの天面

HUAWEI P10 Plusの底面

HUAWEI P10 liteの正面

HUAWEI P10 liteの背面

こちらは指紋センサーが背面に残る