iPhone 7に採用されたA10 Fusionの他に、今回の発表で新たに2つのプロセッサが披露された。Apple Watch Series 2向けの第2世代プロセッサ、S2。そしてワイヤレスイヤホン、AirPodsに搭載されたW1だ。

新しいプロセッサW1を搭載したワイヤレスイヤホン、AirPods

Apple Watch Series 2に埋め込まれたS2は、デュアルコア化とGPUの内蔵、そしてGPSが新たに追加された点が進化のポイントだ。6月のWWDC16で発表されたwatchOS 3では、既存モデルでもアプリ起動の高速化やバックグラウンドでの通信を実現するが、高速化されたS2は、さらに快適な体験をもたらしてくれる。

またGPSを搭載したことにより、Apple Watch単体でのワークアウトでも正確な距離を計測できるようになり、ランニングの経路をマップで確認することができるようになった。ワークアウト以外にも、ハイキングアプリではルートや名勝の案内を手首だけで実現するといったメリットが得られる。