カシオ計算機は、親の介護スタッフと離れた場所にいる家族を結ぶ情報シェアツール「DaisyCircle(デイジーサークル)」の有料サービスを2016年5月から開始する。すでに、東京都と兵庫県の事業者が有料サービスの採用を決定。なお、7月7日から開始した無料トライアルサービスは2016年3月31日に終了する。

デイジーサークル(左はフィード画面例、右はメッセージ画面例)

DaisyCircleは、親と離れた場所で暮らしている家族と、親の介護を行う介護スタッフのコミュニケーションツール。介護スタッフの書き込みや投稿画像などを介して、家族側は介護状況を確認できる。2015年7月7月から無料トライアルサービスを開始しており、2016年から有料サービスをスタートすると告知していた。

主な機能として、画像対応の掲示板「フィード」と、特定のサークル員に向けた連絡ツール「メッセージ」の2種類のサービスを提供している。Android版とiOS版のスマートフォン用アプリも用意され、いずれも無料でダウンロードできる。

利用料は1サークルあたり月額500円(税別)。カシオ計算機が介護サービス事業者に請求する。ただし、サークル作成日から当月末まで、さらに翌月から2カ月間は試用期間として無料で利用可能だ。試用期間中に有料サービスへ申しこめば、追加で1カ月間無料になる。たとえば、2016年1月31日にサークルを作成した場合、同年5月分から、2016年2月1日にサークルを作成した場合は同年6月分から有料となる。

家族向けの料金はスタッフの運用コストなどを勘案したうえで、介護サービス事業者が独自に定める。