米国でのクレジットカード利用はスキミングや不正利用との戦いだ。筆者も経験があるが、ちょっと怪しいかも知れないと感じるお店でクレジットカードを手渡そうものなら、支払いの決済をする際に情報が抜き取られてしまう。オンラインでも同じことだ。

カード情報が抜き取られたことを知るのは、自分のカードが数日以内、もしくは1週間程度後に使えなくなってからであることが多い。筆者が普段の決済をカリフォルニア州バークレーで行っているのに、普段購入しないようなものや場所、購買パターンが検出されると、自動的にカードの決済ができなくなる。多くの場合、止まって直ぐにカード会社から連絡があり、確認が入るのだ。

不正利用について、筆者が被害を受けた実例を挙げておく。例えば急にトルコ航空の航空券2,500ドル分が購入されていたり、聞いたこともないカナダの通販で、650ドルの何か(摘要には「Devices」と書かれていた)を5個立て続けに購入されていたり、ドバイで1万5,000ドルの何かを買おうとした、というパターンもあった。