スマートフォンや携帯電話などで、自分撮りを行う「selfy」が世界的に流行している。そうした「selfy」ブームに合わせ、スマートフォンを先端に設置して、自撮りができる「セルカ棒(自撮り棒)」も大きなブームとなっている。ただし、Twitterなどでは、街中でセルカ棒を使うと危険だとするツイートも多く見受けられる。実際、東京ディズニーリゾート(東京ディズニーランド/東京ディズニーシー)では、セルカ棒の使用を禁止しているという。その理由について、オリエンタルランド広報部に話を聞いた。

「セルカ棒」。先端に端末を設置することで、広いアングルの自撮りや通常では難しい高さから写真を撮影できる

まずは、セルカ棒の使用について改めて聞いてみた。「セルカ棒を使用しているゲスト(客)が急激に増えているが、ゲストの安全を考慮して、当パークではセルカ棒の使用を禁止させていただいている。伸ばした棒の先端などが、顔や体に当たると危険なので」とのことだった。

セルカ棒だけでなく、東京ディズニーリゾートでは、三脚等の使用も禁止しているそうで、「セルカ棒だけでなく、三脚などの撮影補助機材の持ち込みも禁止させていただいている。こちらもゲストの安全を考えてのこと」と説明してくれた。園内で実際にセルカ棒を使用している人を見かけた場合については、「キャスト(園内スタッフ)よりお声がけさせていただき、使用をご遠慮してもらう」という。

東京ディズニーリゾートのホームページにも、撮影補助機材の持ち込みを遠慮するよう記載されている

園内での記念撮影については、「タイマーを使って撮影していただくか、お近くのキャストに声をかけていただければ撮影します。気軽に声をかけて欲しい」とのこと。混雑が予想される園内では、安全に配慮しセルカ棒を使うのではなく、キャストの方にお願いをして、撮影してもらおう。