行列の心得

一、トイレの場所を把握するべし

長時間の行列では生理現象への対応が最大のポイントだ。基本的に、正月はコンビニ以外の店は一部を除いてほとんど開いていないため、必然的に公衆トイレを使うことになる。あいにく筆者は銀座と表参道以外の事情には詳しくないため、この2店に限って説明しよう。

銀座店の場合、最寄りのトイレは銀座二丁目交差点を入ってJRA WINS銀座のそばにある「元豊玉橋際公衆トイレ」と、銀座通り口交差点前にある「築地警察署銀座1丁目交番」そばの「京橋際公衆トイレ」、このふたつだ。この二カ所が埋まっていた場合、銀座通り口交差点から新京橋方面に歩いて行った途中にある「水橋公園内公衆トイレ」やその先の「新京橋際公衆トイレ」、ちょっと遠いが築地署前にある「亀井橋際公衆トイレ」という選択肢もある。また、地下鉄銀座1丁目駅にも改札外にトイレがある。銀座は案外トイレが多い街なのだ。

表参道の場合は、Apple Store前を100mほど原宿方面に歩いたところにある「表参道ヒルズ公衆便所」が最寄りとなる。手前にコンビニもあるが、コンビニのトイレはあくまでお店の利用者のためのもの。基本は公衆トイレを使うことを忘れないように。 このほかの6店については、残念ながら把握していないので、現地で周囲の人に聞いてみよう。事前に調べられるようであれば、調べておくのがベターだ。

二、前後の人に挨拶を忘れずに

列に着いたらそのまま並ぶわけだが、ほとんどの人は途中で必ずトイレや買い物などで行列を離れることになる。このとき、列の前後の人に「すいません、ちょっと席外します」と一声かけていこう。ほとんどの場合、これで何の問題もない。逆に席を離れる人がいれば、荷物がなくなったりしないよう、見てあげよう。

三、長時間席を外すべからず

最近は行列に並ぶのを一種のお祭りとみなし、販売の何日も前から並ぶ人もいるが、さすがに一人で何日も並ぶのは辛いのか、場所だけ取って長時間空けていることが多い。こうした行為は後ろに並んでいる人には面白く映らないこともあり、実際に数年前、先頭に数日前から並んで配信などしていたが、半日近く席を外していた人が、後ろに並ぶ人たちに荷物を撤去された例を目撃している。こうしたトラブルを招きたくなければ、長時間席を外さないのが一番。風呂などに行くなら、必ず一声かけて了承をとっていこう。