ソニーは12日、WiLとスマートロック製品の開発・製造・販売、サービス運営を行う新会社「Qrio株式会社」を設立すると発表した。新会社の資本金は3億3350万円、出資比率は、WiLが運営するベンチャー投資育成のファンドのWiL Fund I, LPが60%、ソニーが40%となる。12月中の設立予定。

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スマートロックイメージ

新会社では、ソニーの無線セキュリティ技術、公開鍵認証技術などを活かしたスマートロックの開発、製造などを行う。スマートロックは、無線セキュリティ技術を活用して、スマートフォンなどのモバイルデバイスのアプリから、住宅などの鍵の施錠、開錠ができる電子鍵のこと。家主がアプリ上で利用者を認証することで、家族間での鍵の受け渡しの手間を省くことができる。開発した製品は、来年度に個人、法人向けに販売を開始する予定。