楽天でんわ&SMARTalk

「楽天でんわ」は楽天が提供する通話サービス。LINE電話が取り入れているIP電話ではなく、電話回線を使った通話サービスだ。運営するフュージョン・コミュニケーションズの担当者も、やはりその点を強調する。

楽天でんわ

「楽天でんわは回線交換(電話回線)を使ったサービスであるため、スマホからのインターネット回線を経由した電話では実現できない、携帯電話での通話同等の通話品質で通話が可能です」(フュージョン担当者。以下同)

単純に通話料金だけを見ると、楽天でんわは21円/分とLINE電話よりも高くなってしまうが、通話品質まで考えると単純な比較は難しい。

また、LINE電話では発信した相手の携帯電話に自分の電話番号が表示されるが、ドコモの端末だけは非表示となる。この点についても、楽天でんわであれば「国内宛の、携帯電話、PHS、固定電話への番号表示が100%可能です。電話をかける相手によって番号が表示されないということがございません」という。

一方、同じくフュージョン・コミュニケーションズが運営するSMARTalkは050番号を使ったIP電話で、楽天でんわとは異なり通話形式としてはLINE電話と同じだ。通話料金は固定・携帯問わず16.8円/1分と、やはりLINE電話よりも少し高めになっているが、発信に自分の携帯電話番号を使うLINE電話と違って「フュージョン・コミュニケーションズが発行する050番号が月額無料で取得可能です。また、SMARTalk(FUSION IP-Phone SMART)同士・提携先番号への通話が無料となっています」と「もうひとつ番号を持てる」点を強調している。

さらに、基本的に前払いであるLINE電話と違い、楽天でんわ、SMARTalkともに後払い式であるため、「プリペイド形式でよくある、残高がなくなって通話が強制切断されるということはございません」とのことだ。

なお、料金の引き下げに関しては、「他社様の動きに関わらず、当社はお客様にサービスをより便利にご利用いただけるよう、料金プランの見直しについては常に検討しております」と述べるに留まっている。