ソフトバンクモバイルは28日、ユーザー向け専用サイト「My SoftBank」において不正アクセス被害にあったことが判明したと発表した。今月24日および25日に不正アクセスが行われ、344件のユーザーの個人情報が閲覧され、不正なコンテンツ購入が行われた恐れがあるとしている。

不正アクセス被害の報告

同社発表によると、特定のIPアドレスから、第三者によって、外部で盗まれたと考えられるIDやパスワードをもとに不正にアクセスされたとしている。今回の不正アクセスにより、344件の個人情報の閲覧および不正なコンテンツの購入が第三者より行われた可能性がある。

閲覧された可能性のある個人情報は、氏名、携帯電話番号、固定電話番号、契約内容、利用状況の5項目。クレジットカード番号や銀行口座などの信用情報、住所はマスキングされており、閲覧されていないとしている。また、同社サーバーからMy SoftBankのID・パスワードの漏えいは確認されていない。

今回被害を受けたユーザーについては、個別に連絡をとり、My SoftBankのパスワードリセット処理を実施しているという。また、被害を受けていないユーザーに対しては、定期的なパスワードの変更や利用サイトごとの複雑なパスワードの設定をするよう注意を呼びかけている。

なお、同社では監視体制をさらに強化するとともに再発防止に向け、認証機能の強化などの対策を講じているとしている。