Fitbit Force

Fitbitは2月20日 (米国時間)、リストバンド型の活動量計「Fitbit Force」がアレルギー性皮膚炎の原因になる可能性が判明したため、同製品の販売を中止し、回収・全額返金を行うと発表した。

Fitbitによると、昨年10月に発売したForceのユーザーから皮膚炎の報告があり、外部の研究機関や医療機関に調査を依頼。その結果を受けて、自主リコールに踏み切った。皮膚の問題を訴えているユーザーは約1.7%で、アレルギー性皮膚炎の症状が確認された。Forceに使用している材料はコンシューマ製品では一般的なものばかりだが、ステンレススチールに含まれるニッケル、ストラップの材料、組み立てに使われている接着剤がアレルギーの原因になっている可能性があるという。バッテリーおよび電気システムからは炎症トラブルの原因になる問題は認められなかった。

Fitbit Forceはソフトバンクモバイルがソフトバンクヘルスケア対応製品として2月14日から提供開始する予定だったが、「製造メーカーのFitbit社の都合」を理由に提供延期を2月4日に発表していた。

Fitbit CEOのJames Park氏は炎症トラブルを被ったユーザーに謝罪し、Fitbitユーザーコミュニティのサポートに感謝すると共に「次世代のトラッカーの開発を進めており、近々発表できると思います」と伝えている。