au WALLETの最大の特徴は、電子マネーカードでありながらいわゆる「ポイントカード」でもあることだ。この点について田中社長は、「おそらく世界初ではないか」と胸を張る。

au WALLETにたまったポイントは、同カードを利用した買い物のほか、auの携帯電話の月額使用料や通信量に応じてもためることができ、ショッピング以外にも携帯端末の購入代金やauの通信料金などに利用することができる。

この取り組みには、「携帯電話会社のポイントを何に交換できると嬉しいのか」というアンケートで、62%以上のユーザーが「携帯電話の基本料」と回答、また53%のユーザーが「携帯電話の通信量」と回答したことが背景にある。

多くのユーザーがポイントを基本料金や通信料金の支払いに使いたいと回答している

田中社長によると、既存のポイントカードシステムには「たくさんポイントカードがあって使い分けが面倒」「ポイントをためても使えるお店が限られる」「いらない情報がたくさん届く」といった問題点があり、au WALLETでこれらを解決することができるという。

従来のポイントカードは3つの課題を抱えているという