Facebook公認ナビサイト「Facebook navi」は9日、友人や知人の名前に偽装したアカウントによる友達申請が相次いでいるとして、同サイトのFacebookページ上に注意を促す文章を掲載した。偽装アカウントの友達申請を3名以上承認すると、アカウントが乗っ取られる危険性がある。

Facebook naviに掲載された文章

Facebookでは、パスワードの失念時に、信頼できる友人3名を選択し、セキュリティコードを送ることで、アカウントを復旧させる手段を用意している。今回、増加した偽装アカウントによる友達申請は、この機能を悪用しようとしたもの。3名分の偽装アカウントにセキュリティコードを送信することで、アカウントのパスワードを変更し、アカウントを乗っ取ることができるという。

友達を通じてアカウントを再開する機能

信頼できる友達を3名選ぶと、セキュリティコードが送信される

Facebook naviでは、乗っ取りの防止策として以下の2つを推奨している。ひとつめは、友達申請を慎重に承認すること。友人の名前/プロフィール写真/性別/共通の友人などに不審点がないか確かめることで、偽装アカウントの承認を防ぐことができる。

ふたつめは、信頼できる連絡先を事前に設定すること。Facebookでは、パスワード変更の際にセキュリティコードを送る友人を事前に設定する機能を用意しており、事前に3名以上を設定しておくことでアカウントの乗っ取りを防げる。設定は、アカウント設定/セキュリティ/信頼できる連絡先の順に選択することで行える。

今後、Facebookがパスワード変更方法を改善するかは不明。当分の間は、被害にあわないよう、注意する必要がありそうだ。