富士通は25日、NTTドコモの2013年春モデルとして提供するAndroidスマートフォンの新製品「ARROWS X F-02E」をプレス向けに公開した。同端末はフルHD対応の5インチ(1080×1920ドット)ディスプレイを搭載したモデル。スマート指紋センサーやヒューマンセントリックエンジンといった富士通オリジナルの機能を搭載するほか、クアッドコアCPUとハイパフォーマンスなGPUにより携帯ゲーム機と同じ水準の高解像度ゲームを楽しむことができる。

パフォーマンスがさらに向上したARROWS X。サイズ/重量は、約(H)140×(W)69×(D)10.3(mm)/約157g。2月中旬にNTTドコモから発売される

ディスプレイには液晶とパネルの間の空気層をなくして光の乱反射と拡散を低減した「Super Clear Panel」を搭載。HDと比べて約2.3倍の解像度となる超高精細フルHDの大画面で、映像コンテンツも思う存分楽しむことができる。プロセッサには1.7GHzのクアッドコアCPU(NVIDIA Tegra3)を採用した。アプリの起動がさらに速くなり、マルチタスク処理能力も格段に向上している。基本的には4つのCPUで処理を行うが、文字入力など軽いタスク処理を行う場合は5つめの「省電力コア」が稼働してバッテリーの消費を抑えるようになっている。

会場ではクアッドコアCPUの性能を体感できるよう、ゲームを使ったデモが行われていた

GPUに関しては、ハイクオリティな映像表現を可能にする12個のグラフィック専用エンジンを搭載した。これにより、CGを駆使した三次元描画の高解像度ゲームもストレスなく楽しめる。内覧会場では「DEMON’SSCORE」(SQUARE ENIX)などのデモが行われていた。余談になるが、説明員の話ではARROWS Xのスペックは、ソニー製のゲーム機「PlayStation Vita」に匹敵するという。よって、もしPS Vitaと同じゲームタイトルが提供されれば、それを動かすだけのパフォーマンスは充分に備えているとのことだった。

背面には有効約1,630万画素の高画質カメラを搭載する

メインカメラにはスマートフォン最高クラスとなる有効約1,630万画素の高画質カメラを搭載する。カメラ起動時のUIはとてもシンプルなので、初心者でも操作に迷うことがない。富士通オリジナルの「パーフェクトチューニング」機能を搭載しており、カメラが撮影環境を判断して最適な条件でシャッターが切れる。同機能により撮影者は細かい設定を気にせず、カメラまかせで美しい写真を撮ることが可能となった。レンズには透過率の高い5枚レンズを採用している。会場には暗室が用意されており、実際に暗所撮影に強い様子を確認することができた。

UIはシンプルで使いやすい。暗所でも綺麗に撮影できるのも特長のひとつ

ARROWS Xでは、基地局との通信全般を制御するCPUに「COSMOS ANT30」モデムを採用している。これにより、下り最大100Mbpsの高速通信サービス「Xi」が利用できる。Bluetoothのバージョンは4.0。A2DPプロファイルの「Aptx」をサポートしているので、aptx対応のヘッドフォンやワイヤレススピーカーを利用すれば、より高品位なサウンドを楽しむことができる。そのほか「Dolby Mobile v3」にも対応。迫力のバーチャル5.1chサラウンドで音楽や映像コンテンツを視聴できる。

マルチモードモデムCOSMOS ANT30を搭載。下り最大100Mbpsの高速通信サービスに対応した

Aptx対応により、ワイヤレス環境下でも高品位なサウンドを楽しむことができる

DLNA連携も充実している。DTCP-IPに対応しているので、ブルーレイレコーダーなどで録画した地デジ番組をハイビジョン画質でストリーミング視聴したり、外に持ち出したりできる。また、NTTドコモが提供しているNOTTVサービスにも対応する。

DTCP-IPに対応。DLNAで家電製品との連携も行える

富士通が開発を進めているオリジナル機能「ヒューマンセントリックエンジン」も標準搭載する。周囲の騒音に応じた受話音強調、こもった音や聞き取りづらい場合でも自動補正してくれる「スーパーはっきりボイス4」、年齢に応じて見やすい色ミニ補正する「あわせるビュー」、端末を持っている間は画面バックライトをOFFにしない「持ってる間ON」、指紋で画面ロック・認証解除ができるスマート指紋センサー機能などユーザ視点に立った使いやすい機能を利用できる。

ヒューマンセントリックエンジンも標準搭載

指紋で画面ロック・認証解除ができるスマート指紋センサー機能も搭載している

バッテリー容量は2,420mAh。3G連続待受時間は約620時間、LTE連続待受時間は約400時間、連続通話時間は約520分(3G)となっている。タイマーできめ細かく節電設定ができる「NX!エコ」機能も搭載。また、IPX5/8の防水性能とIP5Xの防塵性能をサポートする。「おくだけ充電」を除くNTTドコモの提供するサービスのほとんど全てに対応しており、利用者を選ばない全方位的なスマートフォンに仕上がっていると言えるだろう。

(記事提供: AndroWire編集部)