今冬、ノロウィルスが流行の兆しをみせている。予防のためには手洗い、うがいが大事とのことで、筆者もこまめに実践するようにしている。しかし、はたと気が付いた。念入りに手を洗っても、その後でスマートフォンを触ったら意味がないのではないか。というのも、「タッチディスプレイは便器よりも汚い」という調査報告を目にしたことがあるからだ。こうなってくると、スマートフォンも丸洗いできないものか、と半ば本気で思ってしまうのである。

フォースメディアが提供する家庭用紫外線除菌器「インフルセーバー」は、黄色ブドウ球菌・大腸菌などの細菌を紫外線(UV-C)で殺菌してしまおう、という趣旨の製品だ。本体には紫外線ランプが搭載されており、除菌したいものに向けて紫外線を照射できるようになっている。製品の説明によれば、約5分間の照射で99%以上の除菌効果を確認済みとのこと。これは期待できる。

紫外線除菌器「インフルセーバー」。乾電池4本で動く。実勢価格は、原稿執筆時点で4,000円前後となっている

操作部は電源ボタン、タイマーボタン、LEDディスプレイからなる。裏面には紫外線ランプを搭載。サイズは363(W)×46(D)×37(H)、重さは約150g(電池含まず)

底面には電池カバーがあり、単3型アルカリ乾電池4本が入るようになっている。保護ゴーグルも同梱される

紫外線を照射!!

実際に使用してみた。説明書によると、保護ゴーグルを装着した後、除菌する面から10mm~40mmほど離して約20秒間照射すれば良いとのこと。広い面を除菌する場合は、本製品を動かしながら照射する。ちなみにランプの寿命は8,000時間。連続動作時間は最大約3時間となっている。紫外線を照射する、という行為に少し気持ちを高揚させつつ、電源を入れてみた。ちなみに、紫外線ランプは上に向けると自動で停止する仕様。これにより、誤って光が目に入るような心配もない。

連続照射時間は5分、15分、30分、連続の4パターンから選ぶことができる

実際に使ってみると、音も臭いもせず、紫外線を当てたスマートフォンが熱をもつようなこともなかった。どのくらい除菌できたのか、結果が目に見えて分かるものではないので、ここに使用前と使用後を提示して比較することはできない。しかし、漠然とした安心感のようなものは得ることができた。

筆者が2年間使用したスマートフォン。これまで除菌を考えたことは1度もなかった。考えてみれば、相当汚いかも知れない

いまこのレビュー記事を読んでいる貴方のスマートフォンのタッチディスプレイも、ひょっとすると雑菌だらけかも知れない。余計なお世話かも知れないが、これを良い機会に除菌を検討してみてはいかがだろうか。

(記事提供: AndroWire編集部)