通信機能としてはLTE、HSPA+に対応。携帯通信に対応するため、無線LAN環境がなくてもデータの送受信ができる。音声通話は非対応だが、IP電話などでの通話は利用できる。Android OSは前述の通り最新のJelly Beanを採用。プロセッサは1.4GHzのクアッドコア、スマートフォンとして考えると最新スペックの部類に入る製品だ。実際に操作してみても、GALAXYシリーズらしい滑らかな動作で快適。TouchWizの状態からカメラを利用する場合は、「カメラ」アイコンをタッチするか、シャッターボタンを長押しする。

ホームに戻った状態。Androidのホーム画面としてはGALAXYシリーズを継承しており、Jelly Bean標準のボタンアイコンも表示される。クアッドコアを搭載したことで動作も快適。左下のカメラアイコンをタッチすればカメラが起動する

もちろんGoogle Play対応で、アプリのインストールが可能

カメラ機能の動作は、ズーミング、AF、シャッタータイムラグなど、一世代前のスマートフォンカメラといった印象。まだ、ファームウェアが未完成ということもあり、この辺りは実際の製品版に向けて、さらにブラッシュアップが進むのだろう。

ホーム画面にカメラ用のウィジェットを配置し、ウィジェットから指定の設定でカメラを起動できるなど、カメラを活用できる

Androidを搭載したことのメリットは、豊富なアプリを追加して機能を拡張できる点だ。無線LANや携帯通信でアプリをダウンロードすることで、例えばInstagramで画像共有したり、Ustreamでライブ中継をしたり、といった使い方が可能。「コンパクトデジカメの利便性」と「スマートフォンの利便性」を組み合わせた使い方が可能だ。

スマートフォンを使っても同じようなことはできるが、光学21倍ズーム、大型のレンズなど、コンパクトデジカメならではのスペックやデジカメで培った画像処理など、デジカメならではの性能を備えており、より高画質で、より幅広いシーンで撮影できるのがメリットだ。展示されていた端末では、動作において不安定な面があったり、Ustreamアプリでの撮影ができないなどの問題があった。だが、まだ開発段階なので、製品版では改善されるのだろう。

ちなみにこちらは、同時発表のGALAXY Note II。画面サイズが大きくなったり、S Penの機能が増えたり、順当な機能向上となっている

本体側面

本体背面

S Penのボタンを押しながらのジェスチャー操作が増えた

S Penが円形から三角形に変わったほか、ボタンデザインも変わった

初代GALAXY Noteと比べると、左右のボタン位置が変更されている。左がGALAXY Note II

こちらは右がGALAXY Note II。ボタン位置が下になり、一方のボタンを押したときに、逆側のボタンを押してしまうことがなくなった

(記事提供: AndroWire編集部)