ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが1月に発表したAndroid搭載スマートフォン「Xperia arc」は、最新のAndroid 2.3(Gingerbread)を搭載した注目端末だ。まだ発売日も決まっていないXperia arcをテストしてみた。なお、端末自体は国際版であり、国内で登場する段階では変更されている可能性がある。

Xperia arc

「Xperia arc」徹底解説!!

第1回 まずは外観デザインをチェック
第2回 独自ウィジェットでマルチメディア機能を便利に活用
第3回 さらに強化されたマルチメディア関連機能を試す

薄型のボディで大画面液晶搭載

Xperia arcの特徴は、なんと言ってもその大画面と本体の薄さ。寸法・重量は125×63×8.7mm・117gとなっており、現在国内で発売されている「Xperia SO-01B」(約119×63×13.1mm・約139g)と比較すると、縦幅がやや長くなってはいるが、横幅は同じ、厚さは4mm近く薄くなっている。同じ横幅でありながら、液晶サイズは4型から4.2型に大型化。解像度は変わらず480×854ドット(FMVGA)だ。

薄い板のようなボディ。下部(左側)が厚く、上部(右側)は薄くなっている。中央は最も薄い8.7mm

Xperia SO-01Bより大型の液晶を搭載するが、狭額縁になっているので、横幅は従来のまま

Xperia arcの端末デザインやUIなどを担当した黒住吉郎氏のインタビューにもあるとおり、Xperia arcでは液晶パネルとタッチパネルの間にある空気層を除いたことで、光の屈折を抑えることができ、液晶そのままの色を表示が可能だ。実際に見てみると明るく色も鮮やかで見栄えのいい液晶となっている。もちろんハードウェアレベルでマルチタッチに対応しているので、標準アプリ以外でもマルチタッチが利用できる。ピンチイン・アウト操作などの操作が可能だ。

弓道の弓をイメージしたというアーチ型のデザインで、この曲線が特徴的

背面。中央やや下寄りがへこんでおり、ちょうどこの部分に自然に手が当たり、持ちやすい

明るく、高精細な液晶で見栄えがいい。視野角も広い

下部ギリギリにあるボタンは従来通り3つ。かなり下の方にあるので、慣れないと落としそうになる

本体右側面。上部(右側)にUSB端子、ボリュームボタン、下(左側)にはシャッターボタンを配置

本体左側面。ヘッドホン端子があるだけ

本体上部。電源ボタンとみにHDMI端子を装備

本体下部。ストラップホールがあるのは従来通り

本稿ではXperia arcの外観デザインとディスプレイを紹介した。次回は独自のウィジェット機能などXperia arcのUIについて解説する。