米Motorola Moblilityは1月5日(現地時間)、Android 3.0 "Honeycomb"を採用したタブレット「Motorola XOOM」を発表した。今年第1四半期中に米国でVerizon Wirelessから発売される予定で、同社のLTEサービスを利用できるようになる。

Android 3.0 "Honeycomb"タブレット「Motorola XOOM」

XOOMは1GHz動作のデュアルコアプロセッサTegra 2を搭載しており、ディスプレイは10.1型 (1280×800)。Motorolaは「コンソールのようなゲーム性能」とアピールしている。1080pのHDビデオの再生をサポート、またHDMI出力ポートを備える。前後に2つのカメラを装備し、前面は200万画素カメラ、背面は500万画素カメラで720pビデオの撮影が可能。ジャイロスコープ、バロメーター、電子コンパス、加速度計、アダプティブライティングなどを内蔵。モバイルHotspot機能を備えており、最大5台のWi-Fi機器とインターネット接続を共有できる。

Motorolaは2月14日にプレスイベントを予定しており、その場で発売スケジュールが発表される可能性が高い。ただし、しばらくは使用できるネットワークが3GおよびWi-Fiのみとなる。Verizonの4G LTEサービスが利用可能になるのは今年第2四半期から。その時点で4G LTE/ 3G/ Wi-Fiへのアップグレードを提供するという。

タブレットなど大型スクリーンを備えたデバイス向けとなるAndroid 3.0 Honeycombは、Googleが「Holographic」と呼ぶ新ユーザーインターフェイスを備える。カスタマイズ可能なホーム画面は3Dレイアウトになり、ウイジェットがよりリッチでインタラクティブに機能する。マルチタスク、通知機能もタブレット向けに改良された。Webブラウザもタブレット向けに強化されており、タブ、Auto-Fill、Google Chromeとのブックマーク同期、プライベートブラウジング機能(incognitoモード)などを備える。3Dインタラクションが可能なGoogle Maps 5、タブレット用Gmail、Google Talkなどを搭載。Android Marketを通じて100,000以上のAndroidアプリに、またGoogle eBooksから300万冊以上の電子書籍にアクセスできる。