Walkman Phone, Xmini レビュー

「Walkman Phone, Xmini(型番:W65S)」は、2008年12月に発売されたソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のau向けCDMA 1X WIN端末だ。その特徴的なデザインと端末サイズ、そして音楽ケータイとしての機能を中心に全4回にわたってレビューを行う。

第1回 ハードウェア編

レビュー2回目となる今回は、タッチセンサーに集約されたXmini独自の操作方法や日本語予測変換ソフト「POBox Pro 3.0」による文字入力などの使い勝手を中心にチェックする。

使いやすく工夫を凝らしたタッチセンサーキー

タッチセンサーを上手に使いこなそう!

Xminiのタッチセンサーは静電容量式のタッチパネルを採用しており、触れるとバイブレーションによりキーを押した感覚を与えてくれる。タッチセンサーには2つの操作方法が用意されており、普通に触れて操作する方法と、ジェスチャー操作という入力方法が選べる。

ジェスチャー操作では上下左右の操作が変わり、十字キーに相当するエリアで右方向や左方向へ指を滑らせることで操作ができる。また、指を滑らせたあとそのまま1秒以上触れ続けることで長押し操作となる。その他の操作は通常操作と同じだ。触れただけで反応してしまうタッチセンサーの誤操作を防ぐという点では非常に有効。若干慣れが必要となるこのジェスチャー操作だが、練習できるアプリケーションが内蔵されており、馴染みやすくなっている。

自分に合った操作方法を選ぼう

タッチセンサーの練習ができるのはうれしいところ

タッチセンサーの練習画面では、動画によって操作方法が分かりやすく解説される

日本語入力システムにはソニー製端末に必須の「POBox」を搭載

日本語予測変換機能には「POBox Pro 3.0」が採用されている。POBox Pro 3.0では、つなげて使うケースの多い語句を学習する「つなげて学習」や、しゃべり言葉を学習する「しゃべり語学習」が搭載され、キーの小さなXminiでも少ない打鍵で的確に文章が作れるよう工夫されている。

メールメニュー画面

文字入力画面。小さな画面でも使いやすく見やすい

「つなげて学習」機能を上手く使えば、ほとんど文字を入力しなくても文章が作れてしまう

小さい画面でも見やすいアレンジメニュー

面白い機能としては、アドレス帳に登録されている相手のうち、通話やメールのやりとりが多いユーザーを地図上に表示する「My Story」だ。メインメニュー画面からアクセスできるようになっている。「フルチェンケータイre」でも採用された、人とのコミュニケーションの楽しさをアピールするアプリケーションだ。ケータイアレンジは小さな画面に合わせたものが多く、「Electro vision」「Deka-yoko」「Music Style」「でか文字」「シンプル」の合計5種類がプリインストールされる。

デフォルトのケータイアレンジ設定画面

「Deka-yoko」でのメインメニュー画面。横にスクロールさせるメニュー画面になるため、ジェスチャー操作を選ぶと一体感のある操作ができる

「Music Style」でのLISMO PLAYERメニュー画面。端末デザインにマッチした文字やアイコンになる

ダウンロード用のケータイアレンジ設定画面

「でか文字」メインメニュー画面。各メニューの簡単な解説が下段に表示されるため、小さなXminiでも非常に見やすく分かりやすい

購入前には必要な機能をチェックしよう

そのほかの機能は控えめとなっており、「au one ガジェット」「EZ ニュースフラッシュ」「EZチャンネルプラス/EZチャンネル」「じぶん銀行」などの基本的なauサービスに留まる。EZwebのほかにもPCサイトビューアーが利用できるが、この小さな画面では決して快適な環境とは言えない。

このほか、「EZナビウォーク」「EZ助手席ナビ」「ワンセグ」「おサイフケータイ」「テレビ電話」「au Smart Sports Run&Walk」「PCドキュメントビューアー」などは非サポート。外部メモリスロットやカメラ機能も備えていない。このあたりも音楽専用ケータイとして割り切る必要がある端末だろう。

Xminiはその機能の取捨選択を見れば分かるように、純粋に音楽を楽しみ、メールや通話によるコミュニケーションを楽しむための携帯電話である。そのために必要な機能は一通り揃っており、使い方や使い勝手で困らないような工夫も随所になされている。次回はいよいよXminiの真髄である音楽聴取について紹介していく。

(あるかでぃあ/K-MAX)