では早速、デモアプリケーションである「コンポーネントショーケース」へアクセスしてみよう。図1のような画面(図1はメニューバーコンポーネントを参照している)が表示される。

図1 デモ「コンポーネントショーケース」

「コンポーネントショーケース」では、ICEfacesが標準で提供しているすべてのコンポーネントが紹介されている。また、このアプリケーション自体が、ICEfacesのさまざまなコンポーネントを用いて構築されている。図1について、以下に簡単にトピックを紹介しておく(各コンポーネントの説明については、後で出てくる表1を参照のこと)。

(1)スタイル

ICEfacesは、標準でXP、Royaleの2種類のテーマ(に対応したCSS)を提供する。そしてこれらのテーマは、動的に変更することが可能である。もちろん、CSSを作成/編集することで、独自のスタイルを適用することも可能である。

(2)コンポーネント一覧

ツリーコンポーネントを用い、ICEfacesが提供するコンポーネントの一覧を表示している。ディレクトリは、展開/折りたたみが可能である。

(3)デモ

(3)、(4)、(5)は、タブセットパネルコンポーネントを用いて構築されている。Demonstrationタブでは、該当コンポーネントを用いたデモをためすことができる。

(4)説明

Descriptionタブでは、コンポーネントの概要が説明されている。本説明は、ICEfacesのリソースページのComponent Suite Overviewからも参照可能で、バイナリにもバンドルされている。

(5)ソース

Sourceタブでは、デモアプリケーションで用いたJSFページが表示される。

(6)コネクションの状態

コネクションステータスコンポーネントを用い、コネクションの状態を表示している。

なお、このデモアプリケーションは、ICEfacesのバイナリ(およびソース)にバンドルされている。これらはICEfacesのダウンロードページからダウンロードし、簡単に試すことが可能である。