これまでEclipseと比較した場合に、NetBeansの大きな弱点とされてきたのがJavaエディタのコーディング支援機能だ。NetBeans 6.0ではこの弱点を克服すべく、Javaエディタが大幅に改善されている。

まず、大きな点としてコード補完機能の改善が挙げられる。Genericsの型パラメータを含む補完候補が表示されるようになったほか、式の場合は左辺の型、メソッドの引数の場合は引数の型に一致する補完候補が優先されて表示されるようになった。

図1 Javaエディタでのコード補完

また、エディタの外観も大きく改善されており、強調表示の色分けが以前と比べると細かくなっている。これによってメンバ変数とローカル変数などの区別がしやすくなった。また、変数やメソッドなどの要素にカーソルをあわせるとエディタ内でその要素を参照している部分がハイライト表示されるようになっている。

細かい部分も改善されており、たとえば[ALT] + [INSERT]でソースコードの自動生成機能を呼び出すためのメニューを表示することができるようになった。このメニューからセッター/ゲッターメソッド、オーバーライドメソッドなどを生成することができる。

図2 ソースコード生成メニュー

また、[CTRL] + [O]で型を検索、[SHIFT] + [ALT] + [O]でファイルを検索するためのダイアログを表示することができるほか、[CTRL] + [F12]でアウトライン、[ALT] + [F12]で型階層をそれぞれ開くことができるようになっている。いずれもEclipseでは以前から利用可能な機能であり、キーボードだけで操作可能なためソースコードを飛び回る際に重宝するはずだ。

図3 型を検索するためのダイアログ

ヒント機能も強化されている。ヒント機能とは問題のあるコードを自動修正するための機能で、ルーラに表示される電球ボタンをクリックすることで呼び出すことができる。Eclipseでいうところのクイックフィックスに該当するものだ。ヒント機能そのものは以前から存在したが、6.0では自動修正可能な項目が大幅に追加されるなど使いやすくなっている。

図4 ヒント機能の設定

以上のようにNetBeans 6.0のJavaエディタは以前のバージョンと比べると格段に使いやすくなっている。IDEを用いてJavaプログラムを開発をする際、最も長時間利用するであろうJavaエディタの使い勝手が改善されたことで作業効率も向上するはずだ。