WordPress用のレンタルサーバー選びでお悩みではありませんか?
サーバー選びは難しい項目も多く、何を基準に判断すればいいのか分かり辛いですよね……
そこで、この記事ではWordPress用のレンタルサーバーを選ぶ際の3つのポイントを徹底解説!おすすめのレンタルサーバー3選も紹介しています。
結論から言うと「エックスサーバー」「ConoHa WING」のような、利用者の多い定番のレンタルサーバーがおすすめです。
格安サーバーの注意点などにも触れていますので、是非参考にしてみてくださいね。
もくじ
WordPress用のレンタルサーバーを選ぶ際の3つのポイント
まずはWordPressで使う用のレンタルサーバーの選び方を解説していきます!
データベース(MySQL)に対応しているかチェック!
- データベースに対応しているかチェック
- 1データベース=1サイトが基本
- データベースはMySQLが主流(MySQL以外でもOK)
- ほとんどのレンタルサーバーでデータベースは利用可能
まず大前提として、WordPressを使うには「データベース」に対応している必要があります。(MySQL、SQLiteなど)
基本的には1サイトで1つのデータベースを使います。そのため、複数サイトの運営を予定している方は、使用可能なデータベース数も要チェックです。(マルチドメインの対応数もチェック!)
※1つのデータベースで複数サイトを運営する事も可能ですが、データベース容量の問題やバックアップが複雑になったり、サイトの負荷が大きくなるなどデメリットが目立ちます。複数データベースが使えるプランがそこまで高い訳ではないので、基本的には1データベース=1サイトでの作成をおすすめします。
今日ではほとんどのレンタルサーバーで「データベース(MySQL)」に対応していますが、月額100円~300円ぐらいの格安サーバーだと、たまに対応していない事があるので注意してくださいね。
WordPress簡単インストールが使えるかチェック!
- ドメイン名など簡単な情報を入れるだけでデータベースを自動生成し、WordPressを設置できる機能
- WordPressクイックスタートなど、更に簡単に設置できるサービスもある
- 他社のレンタルサーバーから乗り換え時は「WordPress簡単移行」の機能をチェック
2つ目のポイントは「WordPress簡単インストール」が使えるか、という点です。
レンタルサーバー上にWordPressを手動で設置しようと思うと結構大変で、専用知識も必要になってきます。
「WordPress簡単インストール」は、最低限の入力だけで簡単にWordPressが設置できる便利な機能です!この機能があれば初心者の方でも安心ですね。
他にも、他社レンタルサーバーからWordPressを引越しする際に使える「WordPress簡単移行」という機能を備えているサービスもあります。
サーバースペックやサイト高速化などの機能をチェック!
- サーバーのCPU・メモリ数
- Xアクセラレータ、HTTP/2、nginxなどサイト高速化・負荷耐性に関する機能・仕様
- 実際に使っている方の口コミ
WordPressを使ってサイトを運営する際に「サイトの表示速度」や「アクセス負荷に対する耐性」、「サーバーの安定感」は重要なポイントです。
これらの要素はサーバーのスペックやサイト高速化の機能に依存しているため、レンタルサーバーを選ぶ際は必ずチェックしておきたいところです!
ただ、サーバーのスペックは詳細を公開していなかったり、サイト高速化の機能も専門用語だらけと、初心者の方には調査しづらい部分もあります。
なので、みんなが使っている定番のレンタルサーバーを使う、というのも1つの手ですね!実際、エックスサーバーやConoHa WINGは利用者の評判も良く、性能の良いレンタルサーバーとなっています。
WordPressでおすすめのレンタルサーバー10社を徹底比較!
サーバー名/ プラン |
月額 (税抜) |
容量/ 転送量 |
機能 |
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エックスサーバー X10プラン |
1,000円 |
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ConoHa WING ベーシック |
720円 |
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ロリポップ ライト |
250円 |
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mixhost スタンダード |
980円 |
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さくらのレンタルサーバ スタンダード |
396円 ※1 |
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wpX Speed W1 |
1,200円 (2円/時) |
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カラフルボックス BOX2 |
1,060円 |
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JETBOY ファーストSSD |
580円 |
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スターサーバー スタンダード |
500円 |
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お名前.com レンタルサーバー |
980円 |
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※1.さくらのレンタルサーバ公式は税込表記ですが、比較しやすくするために税抜&年間一括払いの12分割した料金を記載しています。
WordPressが使えるレンタルサーバー10社を比較してみました。
表の見ての通り「WordPress簡単インストール」や「無料独自SSL」は、ほとんどのサービスで対応しています。どこも似たり寄ったりなサービス内容で、レンタルサーバーは各社差別化に苦労していそうです……汗
ユーザー目線で見ると、選び方のポイント3で解説したとおり「サーバースペック」を重視していきたいところです。
サーバースペックやサイトの高速化といった部分は数値で比較しにくいので、口コミや実際に利用した体感も含んでしまうのですが、私は「エックスサーバー」「ConoHa WING」「mixhost」辺りはサーバーが強力だと認識しています。
実際、表の上位5社ぐらいが利用者数も多く、WordPress用のレンタルサーバーとして多くの人が安心して選べるものだと思います。
次の項目で私がおすすめするWordPress用のレンタルサーバーを3つ、詳しく紹介していきます!
WordPressでおすすめのレンタルサーバー厳選3選!
WordPress用のレンタルサーバーとして、おすすめの厳選3社を詳しく解説していきます!
特に「エックスサーバー」は誰にでもおすすめ出来るサービスです。レンタルサーバー選びの参考にしてみてくださいね。
エックスサーバー
エックスサーバーのスペック詳細 | |
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料金プラン (税抜) |
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初期費用 | 全てのプランで3,000円(税抜) |
ディスク容量 |
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転送量(目安) |
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機能 |
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サーバースペック |
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備考 | 10日間無料お試し有り / 独自ドメイン無料キャンペーンを定期的に実施中/ 運営実績17年以上 / 利用実績180万サイト以上 |
まず始めに紹介するのは、レンタルサーバーの定番とも言える「エックスサーバー」です。
運営実績17年以上&利用実績180万サイト以上という、豊富な実績が特徴のサービスです。サーバーのスペックも非常に高く、月額1,000円前後のサービスの中では最高峰のサーバースペックとなっています。
サーバースペックが高いだけでなく、Webサイト高速・安定化させる機能(Xアクセラレータver2 , HTTP/2 , FastCGI , OPcache , ブラウザキャッシュ設定)も充実しています。
Webサーバーには大量アクセスに強い「nginx」を採用しており、記事がバズってアクセスが急増した時も安心です!
そのほか、WordPress簡単インストールはもちろん、自動バックアップや24時間365日のメールサポート、平日は電話サポートにも対応しており、初心者の方でも安心して使えます。
デメリットを挙げるとすれば、「初期費用が高い(税抜3,000円)」という点ですね。少しだけ他社より高くつきますが、エックスサーバーなら安心してWordPressの運用が出来ます!
ConoHa WING
ConoHa WINGのスペック詳細 | |
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料金プラン (税抜) |
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初期費用 | 全てのプランで0円 |
ディスク容量 |
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転送量(目安) |
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機能 |
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備考 | WINGパックなら独自ドメインが永久無料 / 運営実績7年以上 |
GMOインターネットが運営するレンタルサーバー「ConoHa WING」の紹介です。
エックスサーバーと違って実績があまりなく、サーバースペックの詳細も公開されていませんが、利用者の口コミでは「エックスサーバーと同等かそれ以上に速い」と評判です!
月額料金も安く、定期契約の「WINGパック」なら独自ドメインも無料で付いてきてお得なのですが……、
2020年12月末頃に半日以上に及ぶ障害が発生していました。障害発生時間が長く、この件に関しての不満は多く見受けられましたね……。
ただ、そう何度も障害が発生するとは思えませんし、サービス内容はとても良いです。気になった方は公式サイトもチェックしてみてくださいね。
ロリポップ
ロリポップのスペック詳細 | |
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料金プラン (税抜) |
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初期費用 |
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ディスク容量 |
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転送量(目安) |
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機能 |
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サーバースペック | マルチコアCPU 6コア12スレッドの合計24スレッド |
備考 | 無料お試し10日間 / 運営実績17年以上 / 利用実績200万サイト以上 |
ロリポップは「料金重視」の方へおすすめのレンタルサーバーです!
ライトプランであれば12ヶ月契約で月額250円(税抜)で利用でき、容量100GB&転送量100GB/日と、個人で運営するサイトとしては十分なスペックとなっています。
ライトプランの場合、データベースが1つしか使えないので注意してください。また、安いだけあってエックスサーバーやConoHa WINGと比べると表示速度や大量アクセスに対する負荷耐性で劣ります。
サイト運営初心者の方で、まずは安めのプランで試してみたい!という方におすすめですね!
なお、本格的にサイト運営したくなった場合は上位プランの「スタンダード」や「プレミアム」へ移行する事で、エックスサーバーなどに近いスペックで使えるようになります。
WordPressを使うなら「エックスサーバー」がおすすめ!
- サーバースペックが高く、表示速度が速い&アクセス負荷にも強い
- X10プランでも容量200GB&転送量300GB/日と多い
- データベース無制限・マルチドメイン無制限なので複数サイト運営も可
- 無料独自SSLに対応
- 自動バックアップ機能付きで安心
- WordPressなどCMSを簡単にインストールできる
- 10日間の無料お試し期間で使用感を確認できる
- 運営実績17年以上&利用実績180万サイト以上
- 平日の電話サポート&24時間365日対応のメールサポート
WordPress用のレンタルサーバー選びでお悩みの方に、一番のおすすめは「エックスサーバー」です!
初期費用が少し高い(税抜3,000円)ですが、サーバースペックが非常に高く、サイト表示の高速化やアクセス負荷などを気にしなくてOKなのがとてもうれしいですね!
WordPressでエックスサーバーを利用している方も多いので、何かあった時の対処法を探しやすいのも利点です。もちろん、24時間365日対応のメールサポート・平日10時~18時までの電話サポートも利用できます。
「WordPress簡単インストール」機能があるので、初心者の方でも簡単にWordPressを設置できます。独自ドメインを一緒に契約してしまう事も可能です。
10日間の無料お試し期間もあるので、ぜひ一度「エックスサーバー」を試してみてくださいね。
エックスサーバーでWordPress導入の流れを解説!
- エックスサーバー新規申し込み
- WordPress簡単インストールを選択
- 取得ドメイン名を入力
- WordPress情報を入力
- 支払情報を入力
- SMS・電話認証を行う
- アカウント登録完了
- 登録完了後に届くメールに記載のログインURL・パスワードでWordPressにログイン可能
エックスサーバーでは、WordPress設置がとても簡単に出来る「WordPressクイックスタート」に対応しています。
エックスサーバー申込時にドメイン名も同時に取得し、WordPressの簡単な情報(ブログ名※後で変更可,ユーザー名,パスワード,メアド)を入力するだけでOKです!
アカウント登録完了後に届くメールに、WordPressのログインURLとユーザー名、パスワードが記載されているので、すぐにWordPressが使えます。
とても簡単なのですが、WordPress簡単インストールを利用する場合は10日間のお試し期間が使えないので注意してくださいね。
10日間無料お試ししつつWordPressを使いたい場合は「WordPress簡単インストール」を利用する事になります。
無料のレンタルサーバー「XFREE」や格安サーバーはどうなの?
エックスサーバー X10プラン |
XFREE | バリューサーバー エコプラン |
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---|---|---|---|
月額料金 (税抜) |
1,000円 (12ヶ月契約) |
無料 | 167円 (12ヶ月契約) |
容量 | 200GB | 1GB | 50GB |
転送量 | 9TB/月 | 非公開 | 非公開 |
データベース | 無制限 | 1個 | 1個 |
独自ドメイン | 無制限 | 5個 | 合わせて25個 |
サブドメイン | 無制限 | – | |
SSL | 無料独自SSL | 無料独自SSL | |
サポート | 電話/メール | メールのみ | |
自動バックアップ | |||
WordPress簡単インストール | |||
サーバースペック |
|
不明 |
|
エックスサーバーと、無料で使える「XFREE」、月額167円~で使える「バリューサーバー」の機能を比較してみました。
実際にWordPressを使った事がない方が、一度お試しで触ってみる……という用途なら試してみるのもアリですが、実際にサイト運用するのは厳しいスペックとなっています。
安いサーバーはそれだけサーバースペックが低く、機能性も良くありません。容量・転送量が少なかったり、サイトの表示速度が遅かったりするので、WordPressを使って実際にサイトを運営するなら、無料サーバー・格安サーバーはあまりおすすめ出来ません。
また、月額100円~200円ぐらいで使える激安サーバーもありますが、WordPressで必須の「データベース」に対応していないケースもあります。
どうしても料金重視で選びたい!という場合は、ロリポップのライトプラン(月額250円~)がおすすめです。最低限のスペックを保ちつつ、本格的に運営するなら上位プランへ移行、という使い方も出来ます!
WordPressで使うレンタルサーバーに関するFAQ5選
Q1.ひとつのレンタルサーバーで複数のWordPressを使える?
Q2.初心者にとってWordPressは難しい?
Q3.SSLとは?無料のものでいいの?
Q4.WordPress以外にサイトを作る方法はあるの?
WordPressのようにサーバー上へ設置して、簡単にサイトを作成するシステムを「CMS」と言います。WordPress以外に「Joomla」「Shopify」などがありますが、日本では断然「WordPress」の利用者が多いです。
Q5.独自ドメインとは?
ドメインとは簡単に言うと、そのサイトの「住所」のようなものです。サイトを運営する際に必ず必要となります。独自ドメインは1つしかないオリジナルのドメインの事で、●●●.comや●●●.netなど、様々な種類があります。無料のブログサービスなどでは独自ドメインが使えず、サービス提供側が用意したドメインを使う事になりますが、検索結果では同じドメイン名が複数表示されなかったりと不利な要素が多いです。
サイトを運営する場合は、基本的には独自ドメインを取得しましょう。エックスサーバーではサーバーと一緒に独自ドメインを契約できますし、お名前.comなど別の事業者で取得した独自ドメインを設定して使う事も出来ます。
まとめ
- データベース(MySQL)に対応しているかチェック
- WordPressが簡単にインストールできるかチェック
- サーバースペックやサイト高速化などの機能をチェック
- 一番のおすすめは「エックスサーバー」
- 格安サーバーや無料サーバーは機能性の観点からおすすめ出来ない
WordPress用のレンタルサーバー選びについてまとめると、
スペック重視の「エックスサーバー」「ConoHa WING」、料金重視で「ロリポップ」の安いプラン、という感じです。
トータルで見て最もおすすめなのは「エックスサーバー」です!一番安いX10プランは12ヶ月契約で月額1,000円(税抜)、初期費用3,000円(税抜)なので、初年度15,000円+税が必要となります。
初期費用分だけ少し高くつきますが、サーバーの性能が良く、利用実績も豊富でサポート対応も充実と、初心者の方でも安心して使えます。
WordPressのレンタルサーバー選びでお悩みの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。