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短時間で成果を出す働き方に変えていくには? 考え方と「4つのステップ」

[2020/09/23 10:00]周藤瞳美 ブックマーク ブックマーク

働き方を変えていくための「4つのステップ」

では、具体的にどのように働き方を変えていけばよいだろうか。短時間で成果を上げていくためには、仕事の属人化を排除してチーム全体として仕事に取り組んでいく手法が効果的だ。あふれている仕事を、残業できる人に上乗せしてこなしていくという従来の発想から抜け出さなければならない。これを前提に働き方を見直す方法として、小室氏は下記の4つのステップを8カ月間繰り返していくことを提案する。

  1. 現在の働き方を確認する
  2. 業務の課題を抽出する
  3. 会議で働き方を見直す(カエル会議)
  4. 見直し施策の実施
4つのステップ

1のステップでは、その日にやる仕事/やった仕事を上司や同僚に共有する「朝夜メール」を導入する。これにより、誰が何にどれくらいの時間を割いていたかが可視化される。そして、業務の課題が浮き彫りになった段階で、その結果を持ち寄り「カエル会議」を行う。カエル会議では、チームの課題を付箋に書き込むかたちで洗い出し、具体的な施策のアイデアを出し合っていく。小室氏は「100社あれば100通りの実現方法がある」とした上で、施策の例として「集中タイムをつくる」「集中ルームをつくる」などといった取り組みを紹介していた(参考:カエル会議サポートツール「カエル会議オンライン」)。

さらに小室氏は、管理職の視点からも取り組みのポイントを説明した。コロナ禍によってリモートワークの導入が進んだことで、頼んだ仕事をやってもらえているかどうかがわからず不安、立ち話で伝えていた自分の考えが部下に伝わらない、いわゆる”飲みニケーション”などで把握していた離職兆候を掴めない、などといった悩みの声がある。しかしこれらは、小室氏から言えば「もともとのマネジメントの課題がリモートワークによって顕在化されただけ」。新しいマネジメント手法を検討していかなければならないとする。

そして小室氏は、マネジメントにおいて重要なこととして「心理的安全性」の確保を挙げた。心理的安全性は、「このチームのなかでなら、自分の意見を笑われない/拒絶されない/罰されない」というメンバーの心理状態のことをいう。Googleが「生産性や創造性の高いチームは、心理的安全性が高い」と発表したことで注目されている考え方だ。

管理職としてチームの心理的安全性を高めていくための具体的な方法として、小室氏は「例えば、メンバーの朝夜メールに労いのコメントを残すことは有効。また、ゼロベースで働き方を見直す覚悟でカエル会議を行ってほしい。そこで出てきた部下からの具体的な不満を、具体的な改善アクションにつなげていってほしい」などと話していた。

コロナ禍を機に変化してきた働き方を、また元の状態に戻してしまってはもったいない。このまま加速させて定着させるため、新しい仕事様式や考え方に移行して「勝てる組織」をつくっていってほしい。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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