企業は積極的なチャレンジを! ICTが切り開くヘルスケア・医療分野の可能性

[2017/05/25 11:10]小池 晃臣 ブックマーク ブックマーク

ソリューション

医療従事者のコミュニケーションをアプリで支援!

高尾氏は「これからは、国も健康寿命の延伸と健康格差の縮小に力を入れるべき」と語り、地域医療連携の重要性を強調する。この連携を促すツールとして紹介されたのが、東京慈恵会医科大学付属病院(慈恵医大病院)で導入している医療従事者向けのコミュニケーションアプリ「Join」だ。これは簡単に言うとクローズドなLINEのようなもので、テキストと画像によってリアルタイムで治療にかかわるやり取りを行える。

「例えば患者の様態が急変したとき、どこにいてもすぐに患者の様子を確認することができます。主治医が自宅にいた場合、病院に到着するまで最低でも30分はかかることを思えば画期的です」(高尾氏)

現在、慈恵医大病院では3,600台のスマートフォンを導入・活用している。厚労省や総務省など政府のセキュリティガイドラインに準拠しつつ、医療の質向上のために、病院外にいる専門医とのコミュニケーションを活性化しようとしているのだ。

Joinは、その立地から「雲の上の診療所」とも呼ばれる慈恵医大槍ヶ岳診療所においても導入されており、けがをした患者をスマートフォンで撮影して送信し、ヘリによる救助の必要があるかどうかといった判断に活用されているという。

「このように、ICTを活用して1人でも多くの命を救おうというのが、我々のプロジェクトの根幹です。我々を含めた多くの人々が通信の力で日本の医療を変えようとしています。これをさらに推し進めることで、発展途上国の医療を日本からフォローするといったこともできるようになるのではないでしょうか」と、高尾氏は訴えた。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

もっと知りたい!こちらもオススメ

ビジネスチャンスはどこにある? ヘルスケア分野の最新IT事情

ビジネスチャンスはどこにある? ヘルスケア分野の最新IT事情

4月19日から21日にかけて東京・ビッグサイトで開催された「ヘルスケアIT 2017」のセミナーには、ITヘルスケア学会 理事で青森公立大学の准教授、木暮祐一氏が登壇。同氏は、「ITヘルスケアとIoT、AI、セキュリティ~技術トレンドとその事情を探る~」というテーマの下、ヘルスケア分野を中心に医療や介護分野にも視点を広げつつ、ICT利活用のトレンド、そして方…

関連リンク

この記事に興味を持ったら"いいね!"を Click
Facebook で IT Search+ の人気記事をお届けします

会員登録(無料)

注目の特集/連載
[解説動画] Googleアナリティクス分析&活用講座 - Webサイト改善の正しい考え方
[解説動画] 個人の業務効率化術 - 短時間集中はこうして作る
知りたい! カナコさん 皆で話そうAIのコト
教えてカナコさん! これならわかるAI入門
対話システムをつくろう! Python超入門
Kubernetes入門
AWSで作るクラウドネイティブアプリケーションの基本
PowerShell Core入門
徹底研究! ハイブリッドクラウド
マイナビニュース スペシャルセミナー 講演レポート/当日講演資料 まとめ
セキュリティアワード特設ページ

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

ページの先頭に戻る