リップルのペーパーウォレットなら安全性抜群!作成方法を紹介
ネットにつながっておらず、安全性がとても高いウォレットといえば「ペーパーウォレット」。リップルも「bithomp」などを利用すれば、ペーパーウォレットを作成することが可能です。
安全性が高く信頼できるペーパーウォレットですが、出金するには他のウォレットを使いペーパーウォレットを復元する必要があり、多少手間がかかります。そのため、ペーパーウォレットは長期保管しようと考えている人におすすめです。
bithompでのウォレット作成方法なども合わせて、リップルのペーパーウォレットについて詳しく説明していきます。
安全性が高い!ペーパーウォレットとはどのようなもの?
ペーパーウォレットとは、その名の通り紙媒体に仮想通貨を保管しておくウォレットのこと。
「仮想通貨を紙媒体に保管?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ペーパーウォレットを作成すると、ウォレットのアドレスと秘密鍵、QRコードが書かれた紙を印刷することになります。その紙に書かれたアドレスやQRコードに仮想通貨を送金することで完成するのがペーパーウォレットです。
ペーパーウォレットのメリット、デメリットとは?
ペーパーウォレットのメリットは
- 安全性の高いウォレットであること
- ウォレット作成にかかるコストが安いこと
また、紙媒体で保管するためコストが安く抑えられるのもペーパーウォレットのメリットです。
ペーパーウォレットのデメリットは
- ペーパーウォレット自体が盗難される、紛失する危険性があること
アドレスが書かれている紙自体を盗まれる、紛失するという可能性があるのがペーパーウォレットのデメリット。そのため、紙の保管は厳重に行う必要があります。
リップルのペーパーウォレットが作成できるサイトについて知りたい!
仮想通貨のうちの1つであるリップル(XRP)。多くの人が保有しているメジャーな仮想通貨です。そんなリップルを保管できるペーパーウォレットには、様々なものがあります。
リップルのペーパーウォレットとしてよく知られているのは「bithomp」、「ripply paper wallet」、「ripple paper wallet generator」の3つ。
どれも使いやすいと評価が高く、多くの人が利用しています。
中でもbithompは、デザインが素晴らしいと評価が高いウォレットです。というのも、アドレスなどが印刷された紙を指示通りに折りたたむと、「ripple」と書かれたおしゃれな面が表面に現れ、ちょっとしたおしゃれなカードのように見えるため。見た目がよくギフトにも最適だといわれています。
リップルのペーパーウォレットでは20XRPは引き出せない?
ペーパーウォレットだけでなくハードウォレットやモバイルウォレットでも、リップルのウォレットならばすべて、常に20XRPウォレットの中に入れておく必要があります。
例えば、bithompでペーパーウォレットを作成し、bithompに30XRP送金したとしましょう。そのままbithomp内に30XRP保有し続けるのならば関係はありません。ですが、他のウォレットなどに送金を行おうとした際には、20XRPウォレット内に残しておく必要があります。そのため、10XRPしか送金できないという事態が発生します。
「20XRP」とはウォレットを利用する手数料のようなもの。リップルを管理するリップル社が決めていることであるため、どのリップルのウォレットでも20XRPは残しておく必要があります。
bithompでリップルのペーパーウォレットを作成してみよう!
では、実際にbithompでリップルのペーパーウォレットを作成してみましょう。ですが、実際に作成する前にペーパーウォレットを作る際の注意点について知っておく必要があります。
ペーパーウォレットを作る際に注意しなければならないこととは?
bithompでペーパーウォレットを作るのはとても簡単。ですが、ウォレットを作る際には注意しなければならないことがあります。
それは、ウォレット作成時、誰にも見られない状態にしておくこと。
周囲に誰も人がいないことを確認するのはもちろんのこと、ネット接続もオフにしネット上から読み取られないようにしておく必要があります。また、パソコンのウィルスチェックをしておく、プライベートウィンドウにするといった方法も行いましょう。
秘密鍵を知れば誰でも仮想通貨を引き出すことができます。元々安全性の高いペーパーウォレットだからこそ、セキュリティ面でミスがないようにしっかりと設定を行いながらウォレットを作成しましょう。
bithompでウォレットを作る具体的な方法が知りたい!
では、実際にbithompでウォレットを作成してみましょう。今回は安全性の面も考慮してオフラインでウォレットを作成する方法について説明していきます。
まずは、パソコンでbithompのホームページにアクセスします。すると、6つほどのボタンが並んでいる画面が表示されているはずです。「Wallet」をクリックしましょう。
すると、「Ripple wallet」という画面が表示されるので、「Source code」をクリックしましょう。
ちなみに、「Source code」ボタンの左にある「Wallet」ボタンを押すと、すぐにウォレットが作成できます。ですが、オンライン上で作成することとなるため、誰かから読み取られる可能性もある方法です。安全性を高めるには、少し手間がかかったとしてもオフラインで行う方法を選択しましょう。
「Source code」ボタンを押すと、Githubのページが新しいタブで開かれます。右下に見える「Clone or download」という緑のボタンをクリックしましょう。
すると、緑のボタンの下に「Clone with HTTPS」という表示が出ます。青い文字の「Download ZIP」をクリックしましょう。
ZIPファイルのダウンロードが始まります。ダウンロードが終われば、このタイミングでネットワークの接続を切断しましょう。Wi-Fiでネットにつながっている場合は、Wi-Fiをオフにします。
また、ブラウザを「シークレットモード」にするのも忘れずに行いましょう。Googlechromeの場合、右上にあるメニューボタンを押すと上から3番目に「シークレットウィンドウを開く」という文字が表示されています。押すと別のウインドウで黒い画面が表示されればOKです。
ダウンロードした圧縮されているZIPファイルを解凍(展開)して開きます。すると、「ripple-paper-wallet-master」というファイルが表示されるので、ダブルクリックして開きましょう。
すると、いくつかのファイルが表示されます。「index」をダブルクリックまたはドラッグ&ドロップしましょう。
すると、Googlechromeなどのブラウザ上にウォレットが作成された状態の画面が表示されます。すでにウォレットの作成が完了している状態ではありますが、念のため複数回「GENERATE NEW」ボタンを押すと安全です。そして利用するアドレスが決まれば、「PRINT」ボタンを押し、印刷しましょう。
これで、ペーパーウォレットを作成できました。
bithompに入金するにはどうすればいいの?
bithompのウォレットへ入金する方法は簡単です。まずは、パソコンやスマホで取引所にログインします。そこで、送金をクリックしbithompの「PUBLIC」のアドレス宛に送金を行うだけで完了です。
できれば、QRコードを使ってアドレスを読み込むようにし、入金を行いましょう。QRコードを使う方がアドレスを間違えて入力したということが起こらないため、安心です。
また、宛先タグは入力する必要はありません。
bithompの残高を確認する方法ってあるの?
bithompに入金完了できれば、気になるのがきちんと入金できたのかどうか。
リップルのペーパーウォレットの残高を確認したい場合は、「XRP CHARTS」というサイトを利用するのがおすすめです。
XRP CHARTSというサイトに行き、右上にある「Accounts」をクリックしましょう。
すると、花火のようなものが表示されている画面が現れます。検索窓に自分のアドレスを入力し、検索してみましょう。
すると、下に残高と入金の履歴が表示されます。自分のウォレットの残高を確認してみましょう。
bithompからリップルを出金するにはどうすればいいの?
bithompからリップルを出金するには、他のウォレットにおいて、「PRIVATE」のアドレスを使いウォレットを復元する必要があります。
例えば、リップルの代表的なモバイルウォレット「toast wallet」と使ってリップルを出金してみましょう。
toast walletのホーム画面で「Add Account」をタップします。
次に、「Add Account」という画面が表示されるので、「Add Existing Address」をタップしましょう。
すると、「Add Existing Account」という画面が表示されます。
一番上の「Ripple Secret」欄にはbithompのPRIVATEアドレスを入力するかQRコードを読み取りアドレスを入力しましょう。次の「Ripple Address」欄にはPUBLICアドレスを入力するかQRコードを読み取ります。
3番目の「Account Nickname」欄には、アカウントに名前を付けたい場合のみ名前を入力します。そして、4番目の「Enter your Passphrase」にtoast walletを作成したときに設定したパスフレーズを入力し、「Import Account」ボタンをクリックしましょう。
うまく入力されていれば、「Success」と表示され、無事リップルをtoast wallet上に出金することができました。
出金を行ったペーパーウォレットはすでにtoast wallet上で取引できる状態になっているため、再度使うことはできません。紙を廃棄しましょう。
安全性の高いリップルのペーパーウォレットを作成してみよう!
ただし、ペーパーウォレットは出金するのに手間がかかるウォレット。そのため、リップルを長期保管する人に向いているウォレットといえます。
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