第17回 iPad miniをシステム手帳に! スケジューラーとリマインダー編

4月も後半になり、新しい職場、新しい学校など今年から新たな環境に入った人たちはようやく一息着ける頃かもしれない。そんな中、日々のスケジュール管理の重要性に改めて気付いている人も少なくないはずだ。毎日こなすべき仕事やタスク、忘れてはいけない約束などは手帳を使ってしっかり管理したい。iPad miniは大きさや重さがちょうどシステム手帳と同じくらい。せっかくならiPad miniを使ってスケジュール管理をしてみてはどうだろう。

例えばiOSには『カレンダー』と『リマインダー』というスケジュール/タスク管理アプリが標準で入っているので、ここに書き込めばOKだ。しかし予定とタスクが別々になっているのが使いにくいと思うことはないだろうか。あるいはGoogleカレンダーやGoogleタスクなどのサービスをすでに使っている人なら、今までの環境をそのまま使いたいと思うかもしれない。他にも「もっと見やすいもの」や「人と違うもの」が使いたいと思う人もいるだろう。そこで今回はオススメのスケジューラーをいくつか紹介しよう。

まず1つ目はiPhoneが登場した当時から人気のスケジューラーアプリ『Refills』だ。システム手帳によく似たシンプルなUIが分かりやすいのがポイント。カレンダーはiCloudで同期しているものの他にGoogleカレンダーと同期して利用でき、タスク管理もローカルにタスクリストを持つ以外にGoogleタスクのものをそのまま表示、管理できる。これまでスケジュール帳を使っていた人なら抵抗なく使えるはずだ。

シンプルという点ではこれほどシンプルなカレンダーもないRefills。20種類のリフィルを切り替えて利用可能

横向きの週表示だとかなりシステム手帳っぽい

2つ目は『Awesome Calendar Lite』。こちらはiPadで使っているカレンダーとタスクリストをカレンダー表示で利用できるのが一番のポイント。今、使っている人なら環境設定することなくそのまま使い始められる。カレンダー内にアイコンを付けることもできる。上下に広告は表示されるが無料で使えるのはポイントだ。

iPadにあるカレンダーとリマインダーのタスクを同じカレンダーに表示できるのがポイント

カレンダーに貼り付けられるアイコン。記念日などにぺたぺた貼っていこう

シンプルながら機能的なのが『iPlan for iPad』。デフォルトでは白地に青と非常にシンプルだが、iPad内のカレンダーだけでなくGoogleカレンダーと同期できたり、表示されているカレンダー月の予定、タスクをフローティングウィンドウで表示できたりするのはなかなか便利。リマインダーと同期できないところは惜しいが、使いやすさと見やすさでオススメだ。

シンプルな見た目ながら予定やタスクをリストで表示するフローティングウィンドウが便利

12種類のカレンダーから自分が使いたいものを選んで使えるのが『Staccal for iPad』。システム手帳風なレイアウトやスクロール形式のものなど、豊富なカレンダーが魅力。テーマからリフィルのデザインも選ぶことができ、自分好みのスケジューラーを作ることができるだろう。

月表示はシンプルで見やすい。タップして予定の詳細を確認できる

ポイントは12種類から選べるカレンダー。テーマも幾つかの色から選ぶことができる

もっとシンプルに!という人には『MUJI Calendar』がオススメ。その名の通り無印良品が提供しているカレンダーアプリで、色味なども含めて無印らしいシンプルさが出ている。Googleカレンダーと同期して使える。無印良品は他にも手書きノートアプリなども出しているのでまとめて使ってみるのもいいだろう。

無印良品らしい色使いとシンプルさ。無料で使えるおしゃれなカレンダーだ

スケジューラーは人気カテゴリーだけに、どれを選べばいいかが悩ましいところ。自分の使用環境―GoogleサービスメインかiCloud活用かなど―に合った使いやすいものを選ぼう。