銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。今回ご紹介するのは、「LINEのラリーを終わらせてくれないおじさん」。
その返信、ちょっと待った
例えば、あなたがそろそろLINEを終わらせようと思って「そろそろ寝ますね。おやすみなさい」と送信し、「おやすみ」のスタンプまで送ったのに
「〇ちゃんのパジャマ姿見たいな～」
と、根気強くラリーを続けられたとします。こんなことをされると、相手がたとえおじさんじゃなくても嫌いになっちゃいます。「早く寝てくれ」が本音です。
モテない男性ってこの辺の見極めが本当に下手くそです。
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漫画：ひえじまゆりこ
LINEよりも嬉しいものは
ホステスのLINEは基本的には営業です。よって、来店の予定もないのにむやみやたらと返信のラリーを続けるのは不粋です。LINEのラリーよりもご来店のご予約が嬉しいです。元気なお顔を見せていただくのが1番です(あからさまな営業トーク)。
「〇月〇日はあいてる? 飯(※つまり同伴)行こう」
このようなLINEしか勝ちません。圧勝です。
「今から〇人で行きたいんだけど席あいてる?」
こちらも大好物でございます。当日のご予約でしたら、お電話でもいいかもしれませんね。
「いる?」
たったの3文字! こちらも大好物です。愛しております。
あくまで私個人の体感ですが、LINEやショートメールでのご連絡がそっけないお客様ほど、遊び慣れていらっしゃるというか、良いお客様である印象です。
良くないLINEの例
「返信のラリーが終わらないおじさん」の他にも残念なLINEおじさんがいます。では、さっそく解説します。
毎朝の「おはよう」と、毎晩の「おやすみ」を欠かさないおじさん
毎朝の「おはよう」と、毎晩の「おやすみ」を欠かさず送るのだとしたら、最低でも1週間に1回はお顔を見せていただきたいですね。いい歳こいた男女がLINEのやりとりだけで仲良くなれるなんてことは絶対にないですから。
大量に「送信取り消し」を行うおじさん
深夜のテンションで大量に恥ずかしいLINEを送信し、翌朝になって慌てて送信取り消しをしているそこのあなた。取り消してホッとしているところ申し訳ないのですが、私は内容も含め全部見ています。
仮に皆さんのお気に入りの女の子がメッセージを見ていないとしても、トーク上には「〇がメッセージの送信を取り消しました」という履歴が残ります。よって、少なくとも「正常な精神状態の人間ではないな」とは思われているんじゃないかな。ドンマイ。
着信だけ残すおじさん
着信履歴だけ残されるとけっこうウザいです。簡単な用件だけでもLINEしてもらえると助かります。社会人したことないのかよ。
ラリーを終わらせられない気持ちがわからないわけでもない
LINEを終わらせられないおじさんの気持ちが全くわからないわけでもありません。例えば、お客様や先輩たちからいただいたLINEは、私が送信するメッセージで終わらせたいんです。
目上の方から「おやすみ～」とLINEがあったら、「おやすみなさい」＋スタンプを送信して、私のターンで終わらせたい。このこだわりがわかりますか?
こだわった結果、「おやすみ」スタンプの応酬になることもまあまああります。悩ましいです。
