庭で採れた野菜で互角に戦えるのは同年代同士のみ
女性の価値は年齢を重ねるごとに下がっていく、なんてことはどうせおじさんたちが言い出したことなのだろうけれど、残酷なことをひとつ告白すると、性的な魅力を価値とするなら、男性の価値だって年齢を重ねるごとに下がります。
年齢を重ねるごとに増すのは主に収入であるので、子どもに一目置かれるにはお金で勝負するしかないんです。だからこそ、働くって、お金を稼ぐって夢があるじゃないですか。
庭で採れた赤ピーマンで勝負をしていいのは同年代が相手である場合のみ。野菜の御裾分けで仲良くなれるのはおじいちゃんとおばあちゃんか、子ども同士です。初老がそんなもんで女子大生と互角に戦えると思ったら大間違いですよ。
20代の頃に20代にモテてこなかった男性が、50代で無料で20代にモテるなんて奇跡は起きませんので。
「妥協してあげた」ヅラしていいのは年下だけ
20代の女性は自分にとっては若すぎる、というところまではわかっているのに、なぜか30代のおばさんには「勝算あり」みたいな顔をする50~60代は少なくありません。
私は今年36歳になるのですが、36歳にもなると、若い女の子のお尻を追いかけまわすような恥ずかしいことはしませんよ、と常識人顔してるおじさんたちが「だからキミくらいがちょうどいい」と、舐め腐った態度で挑んできます。
私と50~60代だって干支1周以上離れているし、並んで歩いたらギリギリ親子です。勝算なしです。
「妥協してあげた」ヅラしていいのは、年下の側であって、おじさん側ではありません。そんなこともわからないから独りぼっちなんですよ。
取り残されないために
今回は「既婚者と独身男性の恋愛観の違い」について解説しました。結婚=幸せ、ではないのは不倫を経験したことのある既婚男性の数を見れば明らかですが、20代、30代をぼーっと過ごし、手遅れになってから焦りだす独身男性はさらに悲惨かもしれません。
我々のような一種バーチャルな世界の女性との恋愛ごっこに時間を費やしているうちに、バーチャルな世界の住人だと思っていた彼女は、現実世界のどこかの誰かと結婚して消え、自分だけが取り残された……というパターンがもっとも残酷。
飲み屋のオネエチャンにハマるとしても、ひとまず結婚してからにしましょう。