伝統の英国車「ジャガー」は今後、どんなクルマを作るのか。その方向性を想像するよすがとなりそうなコンセプトカーが日本にやってきた。その名も「タイプ00」だ。
「Copy Nothing」に原点回帰
伝統の英国車ブランドであるジャガーがコンセプトカー「タイプ00」(TYPE 00)を日本で公開した。今回がアジア初公開だ。まずは、その姿をじっくりと写真でご覧いただきたい。
-
未来の「ジャギュア」はスゴイことになりそう。2025年5月18日には「タイプ00」の一般公開イベント「TOKYO FUTURE 00 Tokyo Launch」(寺田倉庫G3ビル)を開催するそうなので、実物を見たいという方は要チェックだ
「TYPE 00」はジャガーが創業者ウィリアム・ライオンズ卿の信念「Copy Nothing」(なにもののコピーでもない)に回帰して作ったコンセプトカー。今後は近未来的で見る者すべてを驚かせるような格好をした電気自動車(BEV)が続々と登場してくるのかもしれない。
量販車は2026年に発売予定
発表会の会場でジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長に聞いてみたところ、このコンセプトカーを基にした量販車の登場は2026年になるとのこと。ジャガーがこれから作る「ファミリー」(一連のクルマたち、といった感じの意味)の先陣を切るモデルになるという。ほかにもSUVなどを作る計画があるようだ。
このコンセプトカーに似た実際のクルマが発売となれば、ファンがどんな反応を示すのかが楽しみだ。日本のジャガーファンは、はたして受け入れるのだろうか。ハンソン社長は「きっと喜んでくれると信じています」とし、こう続けた。
「日本とジャガーには、とても長くて強いつながりがあります。(新型BEVの登場が)日本とジャガーにとって、新しく偉大なチャプターの幕開けになると考えています」