米Appleは7日(米国時間)、スペシャルイベントを開催しiOSの最新バージョン「iOS 10」を9月13日から配信開始すると発表した。iOSのソフトウェアアップデートを通じて無償で配信される。時差の都合により、日本での配信は9月14日になる見込み。

iOS 10では「マップ」の乗り換え案内が日本にも対応し、公共交通機関を使ったルート案内および料金案内が可能になる。また、スマート家電のコントロール規格「HomeKit」で操作できる家電の種類が増えたり、メッセージングアプリ「iMessage」で手書きのアニメーションを挿入したり、ステッカー(スタンプ)や特殊効果でメッセージを装飾できるようになった。さらに、持ち上げるだけでロックが解除される機能や、「写真」アプリで写真が自動分類される機能なども追加される。

そのほか、別項で紹介しているように、非接触決済サービス「Apple Pay」がFeliCa対応になり、JR東日本の「Suica」やJCBの「QUICPay」、NTTドコモの「iD」といった電子マネーサービスもサポート(10月後半にソフトウェアアップデートで提供)。これらの電子マネーを使う場合は、日本国内で販売されたiPhone 7以降が必要だ。

iOS 10が利用できるのは、iPhone / 5c / 5s / 6 / 6 Plus / 6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 Plus、iPad 第4世代 / Air / Air 2、mini2 / 3 / 4、iPod touch(第6世代)。なお、iPhone 7 / 7 PlusにはiOS 10がプリインストールされる。