ZTEは、同社のフラッグシップモデルとなるAndroidスマートフォン「AXON 7」を発表した。中国での発売のち、北米、ヨーロッパ、その他の地域での展開を視野に入れているとアナウンスしている。

「AXON 7」

ZTEは、BMWのグループ企業である「Design works」とパートナー契約を締結したが、これが、今回の「AXON 7」の開発に繋がった。ユーザーが自然かつ直感的に使えるよう、本体を握ったときに人差し指が自然と置かれる位置に指紋認証部分があるようにするなど、デザイン面での配慮が随所に見られる。

サウンド面では、デュアルスピーカー、旭化成エレクトロニクス(AKM)のオーディオ専用チップ「AK4961」と「AK4490」によるHi-Fiサウンド、Dolby Atmosのサラウンド・サウンドをはじめとして、ハイレベルなオーディオ技術を集約。これらは、地図ナビゲーションなど自動音声での機能にも反映されている。また、オーディオ再生だけでなく、録音のクオリティや離れた位置からの声も鮮明に拾える点などの機能向上が図られている。

メインカメラは2,000万画素で、デュアル手ブレ補正機能や高機能なオートフォーカス、露出、シーンセレクション、周囲の光の変化に応じて自動的に調整されるホワイトバランスなどを装備。一眼レフのクオリティに比肩する機能により、通常、スマートフォンのカメラで発生しやすいノイズを軽減しながら、スピーディーで被写体に忠実な撮影が可能になっている。

ラインナップはスタンダードとプレミアムバージョンがあり、それぞれゴールドとクオーツグレイの2色で展開される。中国市場において、5月26日よりJD.comで予約が始まっており、6月2日からオンラインと店舗販売が開始される。

主な仕様は以下の通り。

  • OS: Android 6.0
  • CPU: Snapdragon 820 2.15GHz
  • 内蔵メモリ: 4/6GB
  • ストレージ: 64/128GB
  • 外部ストレージ: microSDXC(最大128GB)
  • サイズ: W75×H151.7×D7.9mm
  • ディスプレイ解像度: 2,560×1,440ピクセル
  • メインカメラ: 2,000万画素
  • サブカメラ: 800万画素
  • バッテリー容量: 3,250mAh
  • TDD-LTE: B38/B39/B40/B41
  • FDD-LTE: B1/B2/B3/B5/B7/B8
  • W-CDMA: B1/B2/B5/B8
  • Wi-Fi: IEEE802.11a/b/g/n
  • カラーバリエーション: ゴールド、クオーツグレイ

また、AXON 7の2K WQHD AMOLEDディスプレイや、Hi-FiやDolby Atmosのサラウンド・サウンド、デュアルスピーカーに対応したVRゴーグル「ZTE VR」も公開。ZTEは、GoogleのAndroid向けVRプラットフォーム「Daydream」に参画している。

「ZTE VR」