Samsung Electronicsは2月21日(スペイン時間)、スマートフォンのフラッグシップ製品「Galaxy S7 edge」と「Galaxy S7」を発表した。S6シリーズで採用したメタルフレームとガラス素材を組み合わせたデザインを、より持ちやすく、操作しやすいように改善。外観よりも中身が大きく進化しており、デュアルピクセル・テクノロジ対応のカメラ、防水・防塵、常時オン・ディスプレイ(Always-On Display)などを備える。

S7 edgeはディスプレイの左右が湾曲したエッジスクリーンになっており、S6 edge(5.1インチ)よりも一回り大きい5.5インチ(2560×1440、534ppi)になった。本体サイズは150.9×72.6×7.7ミリで、重量は157グラム。バッテリーが3,600mAhと、S6 edge(2,600mAh)よりも大幅に大きくなった。

Galaxy S7 edge

フラットスクリーンのS7は、S6と同じ5.1インチ(2560×1440、577ppi)。本体サイズは142.4×69.6×7.9ミリで、重量は152グラム。こちらもバッテリーが3,000mAhと、S6(2,550mAh)よりも大容量だ。

Galaxy S7

発表イベントで同社は、カメラ機能の向上を強くアピールした。デュアルピクセル・テクノロジによって、リアカメラではこれまで焦点を合わせにくかったシーンでも高速かつ正確なAFが可能になった。またF値1.7の明るいレンズを搭載しており、特に薄暗い場所での撮影で新しいカメラが実力を発揮する。防水・防塵性能はIP68に準拠しており、幅広い条件で端末を使用できる。

常時オン・ディスプレイは、スリープ中にも時計やカレンダーなどを表示し続ける機能だ。同機能を有効にしてもバッテリー動作時間に影響しないように、AMOLEDの特性を活かして効率的にディスプレイを点灯させる。

また、ハイブリッドSIMカード・スロットを装備する。デュアルSIM、またはmicroSDカードと組み合わせて使用することが可能だ。

S7 edge、S7共通の主なスペックは以下の通り。

  • OS: Android 6.0 (Marshmallow)
  • プロセッサ: オクタコア(2.3GHzクアッド+1.6GHzクアッド)、クアッドコア(2.15GHzデュアル+1.6GHzデュアル)
  • メモリー: 4GB RAM (LPDDR4)、32/64GB (UFS 2.0)
  • カメラ: 背面:12メガピクセル(F1.7)、前面:5メガピクセル(F1.7)
  • ワイヤレス: Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2LE、NFC