LINEは11日、iPhone版「LINE」アプリの最新版となるバージョン5.3.0を公開した。テキストや画像をLINE内に保存する新機能「Keep」が追加された。同機能はiPhone版が先行公開となり、Android版は近日中に提供される。このほか最新版では、UIの改善なども行われている。

Keepはメモとして活用できる機能。友だちとのトークで登場した店舗の名前や待ち合わせ場所、移動中に思いついたアイデアなどを保存しておくことができる。

テキストや画像を保存できる「Keep」

保存可能なファイルは、テキスト、画像(公式アカウントからの画像は保存不可)、動画、音声メッセージのほか、WordやExcelファイルなど。同機能は、対象のテキストや画像を長押しして、「Keep」を選択することで、使用することができる。トーク画面からは、「+」ボタンを押し、「Keep」アイコンを押すことでシェア可能。

機能を使うには対象のテキスト等を長押しする

トーク画面からは「+」ボタンを押すことでKeepアイコンを出せる

Keepしたテキストや画像は、LINEアプリ内の「その他」「LINE Apps」「Keep」の順に選択することで確認できる。保存できる容量は1GBで期間は無制限。1ファイルが50MBを超える場合のみ、30日間に制限される。

このほか、友だちリストに表示される「ひとこと」機能が「ステータスメッセージ」という名称に変更された。記載内容は従来どおり自由。これまでの「ひとこと」のメッセージは「Keep」に保存することもできる。

「ひとこと」は「ステータスメッセージ」に名称変更

これまでの「ひとこと」は「Keep」に保存可能

トーク画面から日程スケジュールの機能「LINEスケジュール」の利用も可能になった。これまでは、「その他」「LINE Apps」「LINEスケジュール」の順にアクセスする必要があった。

LINEスケジュールがトーク画面から利用可能に

また、トーク画面でのスタンプ選択画面が横スクロールでスタンプパッケージ間の移動、縦スクロールでスタンプパッケージ内の確認が行えるようになった。

横スクロールでスタンプパッケージ間の移動などが可能に