演劇ユニット・TEAM NACSの安田顕が、映画監督の野口照夫とともに、7月10日にスタートするテレビ東京系の新番組『廃墟の休日』で、国内の廃墟を訪問することが24日、分かった。

廃虚を訪れたTEAM NACS・安田顕(左)と、映画監督の野口照夫

同番組は、廃虚に詳しいという人物「ジョン・T」に誘われた俳優が、指定された廃虚を撮影するため、クリエイターの友人とともに訪問するという内容。廃虚を訪れる2人の姿はドキュメンタリーで追い、道中や現地では即興芝居のドラマを繰り広げるという、2つの要素で構成される。

安田と野口は、兵庫・摩耶観光ホテル(第1話)、長崎・軍艦島(第2話)、長崎・中ノ島(第3話)を訪問。安田は、初めて訪れた廃虚に「美しさを感じることができたり、そこの迫力に圧倒される廃虚もあり、その時々でさまざまな顔を見せてくれました」と興味を持った様子で、「訪れた廃虚の中で漠然と過去との対話をしていたような気持ちになりました」と感想を。

撮影には、4Kカメラやドローンも活用。はかなくも美しい廃虚が映し出され、テレビ東京制作の井上雅晴プロデューサーは「『廃虚=お化け屋敷』のイメージが吹き飛ぶ、新たな体験を約束します!」、松竹撮影所の清水啓太郎プロデューサーも「名所にもグルメなところにも行かないけれど、ワクワクする旅」と自信を見せている。

なお、第4話以降は、アメリカなど海外でも撮影を予定している。

兵庫・摩耶観光ホテル

長崎・軍艦島

(C)「廃墟の休日」製作委員会