ASUSは20日、5.5インチのAndroidスマートフォン「ZenFone 2」を国内発売すると発表した。同端末はMVNO各社が提供する“格安SIMカード”が利用できる、いわゆるSIMフリー端末。スペックの違いによる3モデルを用意しており、予想実売価格は最上位モデルから順に50,800円、45,800円、35,800円(税別、以下同)となっている。5月16日より、順次発売する予定。本稿では、写真で端末のポイントをチェックしていく。

ASUSは20日、5.5型のフルHDディスプレイを備えたZenFone 2を発表した。グレー、レッド、ブラック、ゴールドの4色で展開する

ZenFone 2は、5.5型のフルHDディスプレイ(1.080×1,920ドット)を備えたAndroid OS 5.0搭載スマートフォン。水の波紋や木の年輪などをイメージさせる、スピン加工を施した端末ボディが高級感を演出する。サイズは約77.2(W)×152.5(H)×10.9(D)mm、重量は170g。カラーバリエーションはグレー、レッド、ブラック、ゴールドの4色で展開する。

写真はゴールドモデル。本体サイズは約77.2(W)×152.5(H)×10.9(D)mm、重量は170g

ZenFone 2は、スマートフォンでは世界初だという4GBのメモリを搭載。後日提供される64bit OSへアップデート後、全てのメモリ領域を使用できるようになる。メモリが4GBでストレージが64GBのタイプが最上位モデルで、予想実売価格は50,800円(発売時期は5月下旬予定)。以下、メモリが4GBでストレージが32GBのモデルが45,800円(5月16日発売予定)、メモリが2GBでストレージが32GBのモデルが45,800円(5月16日発売予定)となっている。上位2モデルのCPUにはIntel Atom Z3580(2.33GHz、クアッドコア)を採用、下位モデルにはIntel Atom Z3560(1.83GHz、クアッドコア)を採用している。

UIの様子

背面には1,300万画素、前面には500万画素のカメラを搭載。デュアルカラーLEDフラッシュにより、自然な色味を残しながらも明るく撮影ができる「リアルトーンフラッシュ」機能を利用できる。バッテリー容量は3,000mAhで、最大連続通信時間はLTE通信時が約267時間、3G通信時が約294時間。最大連続通話時間は3G通信時で約1,144分となっている。バッテリー残量0%から約60%まで39分で回復できる急速充電にも対応する。

背面には1,300万画素、前面には500万画素のカメラを搭載

デュアルSIMスロットを搭載しており、2枚のSIMカードを利用可能。SIMスロット1は4G/3G/2G回線に対応、SIMスロット2は2G回線専用のスロットとなっている。日本国内で使用する際はSIMスロット1にmicroSIMカードを挿し込んで使用する。SIMスロット2は、2G回線のサービスを提供している国や地域で、音声通話のみに使用できる。

SIMは2枚を利用可能

前機種である「ZenFone 5」同様、日本語入力システム「ATOK」を標準装備。新機能として、画面を2度タップすることでディスプレイの点灯/消灯が行え、スリープの状態でジェスチャーを行うことでアプリの起動が行える「ZenMotion」を搭載している。そのほか、複数のアカウントを登録できる「SnapView」、子どもの利用を想定した「キッズモード」、手の小さいユーザーでも無理なく操作できる「片手モード」などを利用できる。

スリープ状態でジェスチャーを行うことでアプリの起動が行える「ZenMotion」を搭載。アプリは任意で変更できる

キッズモードでは、利用アプリや利用時間などを指定できる

手の小さいユーザーでも無理なく操作できる「片手モード」

端末の発売にあわせ、専用の窓付カバー「View Flip Cover Deluxe」(2,950円)や、10,500mAhの大容量モバイルバッテリー「ASUS ZenPower」(3,950円)なども発売される。

純正アクセサリーも販売される。写真は、専用の窓付カバー「View Flip Cover Deluxe」

通信面では下り150MbpsのLTE通信に対応。記者説明会ではIIJ、U-mobile、楽天モバイルなどの国内8社のMVNOと協業することが発表されている。

記者説明会ではIIJ、U-mobile、楽天モバイルなどの国内8社のMVNOと協業することが発表された

(記事提供: AndroWire編集部)