JR東日本は23日、春の増発列車について発表した。1月まで運転されていた寝台特急「あけぼの」に関する記載はなく、今春の運行予定はないとのこと。
上越線や羽越本線などを経由し、上野~青森間で運転された寝台特急「あけぼの」は、2014年3月のダイヤ改正で定期列車の運転を取りやめ、臨時列車に。その後、ゴールデンウィーク期間と夏休み期間、年末年始期間に臨時列車として運転された。この冬は青森発が1月3日まで、上野発が1月4日まで臨時列車が設定されていた。
JR東日本によれば、「あけぼの」の今春の運行予定はなく、今後についても使用車両が40年以上経過するなど老朽化が進んだことから、これ以上の運行は困難な状況にあるという。
寝台特急など夜行列車に関しては、定期列車の運転取りやめから1年以内に臨時列車も運転されなくなるケースが多く、2012年3月ダイヤ改正で臨時列車となった寝台特急「日本海」と急行「きたぐに」も2013年春以降は運転されていない。その他、2014年春まで運転されていた臨時の夜行快速「ムーンライトえちご」も、夏以降は運転されなくなっている。