マカフィーは14日、同社の公式ブログにて「Adobe Flash Player」(以下Flash Player)を使ってユーザーから金を騙し取ろうとする詐欺アプリがGoogle Play上に公開されているとして、注意を呼びかけている。

Flash Playerを使った詐欺アプリの例

Flash Playerを使った詐欺アプリを起動すると、5ユーロをPayPalで支払うとFlash Playerをダウンロードできると謳うWebページが表示される。ユーザーがPayPalで代金を支払うと、Flash Playerのダウンロードリンクが表示されるが、実際にはAdobeのWebサイト上のダウンロードサイトのURLだという。

Google Play上に公開された詐欺アプリ

PayPalで5ユーロ支払うよう促される

Flash Playerは、本来Adobeのサイトから無償でダウンロード可能なアプリ。詐欺アプリを使ってダウンロードすると、支払う必要のない代金を詐欺アプリの開発者に支払う形になる。マカフィーは、Flash Playerが必要ならばAdobeのサイトから直接ダウンロードするように呼びかけている。また、PayPal支払いではユーザーの氏名とメールアドレスが、アプリ販売者に送信されるため、ユーザーの個人情報が悪用される可能性もあると指摘している。

(記事提供: AndroWire編集部)