大ヒット映画『アナと雪の女王』の主題歌を担当した歌手のMay J.が10日、TBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(毎週日曜23:00~23:30)に出演し、主題歌には劇中歌とエンドソングの2種類あることが一般的だと知られていない現状に苦悩している胸の内を明かした。
日本語版主題歌としてMay J.が歌うエンドソング版と、エルサ役を務めた松たか子による劇中歌版の2種類ある「Let It Go~ありのままで~」。このことに関してMay J.は、「『なんでエンドソングはMay J.が歌ってるの?』と思っている人が多い」という現状を残念そうに話した。
そして、「そういう仕組みなんだけどな。全世界で必ず、劇中歌とエンドソングっていうのはアレンジが違う。そして歌っている人も違うっていう共通があるんだけれど」と説明し、「それを理解されていないのがすごく残念」とコメント。「それでも自分が日本版の主題歌を担当させていただいているし、しっかりとその責任感を持っていい歌を歌い続けるしかないんですよね。人になんと言われようと」と決意を語った。
番組では、2006年にデビューしてからの長い下積み時代の苦労も告白し、深夜のクラブで年100回以上のライブをこなす日々が続いたという。また、過去にオリジナルアルバムを6枚リリースしてきたがどれも売れず、"オリジナル曲が売れない"ということに悩んできたことも明かした。
今の願いは、自分のオリジナル曲を届けること。現在、全国19カ所を巡るツアーを敢行中の彼女は、今回のツアーではオリジナル曲を存分に披露すると決意している。「いっぱいいっぱい泣いて落ち込んだ先にそこからまた立ち上がることが大事だと思うし、私はそういう性格だから、そういう歌を歌いたい」と、自分ならではのポジティブソングに希望を託す。