日枝神社は6月7日~17日、「山王まつり」を開催する。

「山王まつり」最大の盛儀である「神幸祭」(銀座四丁目) ※画像提供:日枝神社

御列300メートルが巡幸する「神幸祭」を実施

同祭は、正式名称を「日枝神社大祭」といい、神田祭、深川祭とともに江戸三大祭の1つとされている。徳川時代、江戸城内に入御した御神輿を、三代将軍家光公以来、歴代の将軍が上覧拝礼する「天下祭り」として隆盛を極め、江戸三大祭りの筆頭となった。さらに京都の祇園・大阪の天満まつりとともに、日本三大祭に数えられている。

なかでも、「神幸祭」は同祭最大の盛儀で、今年は13日に実施。優雅な格調高い御列が、都心に華麗な王朝絵巻を繰り広げるものとなる。荘厳な御鳳輦二基・宮神輿一基・山車三基が、王朝装束をまとった総代役員や氏子青年に供奉されながら、氏子区域を巡幸。供奉員は総勢約500人、御列は300メートルに及ぶという。

そのほか8日には、子や孫の健やかな成長を願う、山王子供まつり「稚児行列」が、14日には、「茅の輪」をくぐり罪穢・災厄を祓い、延命長寿と無病息災を祈る「山王御祓並鎮火祭」を行う。

開催期間は、6月7日~17日。会場は、日枝神社(東京都千代田区永田町2丁目10番5号)ほか。