Lenovoから発売されている、円筒とスレートを組み合わせたような独特の形状の8インチAndroidタブレット『YOGA TABLET 8』。円筒部分をホールドしての片手持ち、円筒部分をスタンドにしてフォトフレームのように立てたり、机の上でキータイピイングしやすいようにチルトさせたり、といった様々なスタイルで端末を利用できることが特徴の1つになっています。

OSはAndroid 4.2と最新バージョン4.4(2013年11月リリース)ではないですが、重さ404gと比較的軽量なこと、大容量バッテリーのおかげで最大16時間連続使用可能なことが大きなポイント。さらにIPS液晶を採用しているので視野角が広く、前面にDooby Digital Plus対応のステレオスピーカーを搭載しているため、机の上でもベッドサイドでも、映像コンテンツをしっかり楽しむことができるようになっています。

このタブレットのSIMフリー版に、プリペイドタイプのSIMカード『IIJmioプリペイドパック』を同梱した製品が30,651円 (税込)で発売されております。今回、このセット商品の使い心地を試してみました。

設定

まずはIIJmioプリペイドパックの開通手続から。IIJmio開通センターに電話をかけて、SIMカードパッケージの裏面にある情報で開通します。ただし、IIJmioプリペイドパックには有効期限が定められているので、そこだけ注意が必要です。同じくパッケージ裏面に「開通期限 YYYY/MM」と書かれているので、チェックしておきましょう。パッケージに書かれている期限内に開通させてくださいね。

次に、スタンド部にあるSIMスロットにSIMをセット。バンドル版では、APNがあらかじめ設定されているので、ユーザーが設定するポイントは特になく、普通にAndroidの初期設定を済ませれば、すぐに使えるようになります。

IIJmioプリペイドパックは、LTEエリア時には下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの速度で、500MB分のデータ通信量を楽しめるものです。YOGA TABLETは、LTE非対応なのですがHSPAまで対応しているので、下り最大14.4Mbps、上り最大5.7Mbpsでの利用が可能となっています。また、データ量500MBを使い切っても、開通手続きから4ヶ月以内であれば、『IIJmio高速モバイル/Dサービス』へのアップグレードが可能となっています。

使用感

実際に使ってみて、まず最初に感じるのは、絶妙なフィット感です。円筒部分が非常に持ちやすく、「タブレットは片手だと持ちにくい」というイメージを払拭してくれました。また、縦持ちにした際にとても便利な「サイド・ツール・バー」機能をONにしておけば、満員電車など限らた動きしかできないシーンでも快適に操作できます。パッと見た目、奇をてらったデザインに見えますが、「機能性とスタイリッシュさ」を兼ね揃えた形状だと感じました。

次に感じたのは、エンターテイメント性能が高い製品であるということ。Dolby Digital Plusによって迫力あるサラウンドが楽しめるので、「映画をゆったりと楽しむ」という感覚を味わうことができました。カメラ機能は500万画素と、最近では少ない方ですが、思ったよりも明るい写真が撮れました。フォーカス、シャッタースピードともに素早いところもうれしい部分です。このほか、テザリングにも対応しているので、ルーター代わりに使うこともできます。LTEほど速くはないですが、最大14.4Mbpsの通信速度でデータ通信が可能です。

家でも外出先でも広い大画面を持ち出して使え、ある程度高速なネットワークを最初から使えるこのパッケージは、とてもありがたい便利なバンドル商品だなと感じました。

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