写真はソフトバンクモバイルのiPhone向け「災害用音声お届けサービス」画面

電気通信事業者協会の会員企業6社(NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコム)は、29日より「災害用音声お届けサービス」の相互利用を開始すると発表した。これまで、ドコモら4社での相互利用が可能だったが、新たにイー・アクセスとウィルコムが加わることになる。

災害用音声お届けサービスは、震度6弱以上の地震などの大規模災害発生時において、音声通話がつながりにくくなった場合に、パケット通信により音声メッセージを届ける災害時専用のサービス。利用者の音声をファイル化し、パケット通信で送信するため、音声通話が混雑して電話がかかりにくい状況でも、安否確認が行える。

同サービスは、2013年4月よりNTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイル間で相互利用が可能になっていたが、総務省主催の「大規模災害等緊急事態における通信確保の在り方に関する検討会」の最終取りまとめで、早期に携帯電話・PHS事業者6社間での相互利用に向けて取り組むことが望ましいと提言がなされたことから、今回の6社間での相互利用が実現した。

なお、2014年においては、毎月1日・15日、8月30日から9月5日までの防災週間に体験サービスを利用することができる。

(記事提供: AndroWire編集部)