KDDIは7月30日、同社の2014年3月期第1四半期(4-6月期)の決算結果を発表。連結業績は、営業収益が前年同期比16.3%増の1兆24億円、営業利益が89.6%増の1,787億円、経常利益が29.3%増の1,819億円、純利益は23.1%増の682億円で、大幅な増収増益となった。

KDDIの田中孝司社長

今回の四半期決算の増減要因について同社は、通信料収入の増収、周波数再編コストの解消、連結子会社のJ:COM連結などが貢献したと説明している。J:COM連結による影響は、連結業績のうち営業収益が882億円、営業利益が162億円増、経常利益が163億円となる。

主要サービスの動向は次の通り。新規契約から解約を差し引いた純増数は66万9,000件で、進捗率29.1%(年間目標230万件)。MNP(番号ポータビリティ)純増数は、前年同期比53.8%増の24万1,000件。四半期ごとの解約率については0.56%で、業界最低水準をキープしたとしている。また通信ARPU(1契約あたりの月間平均収入)は前年同期比3.1%減の4,110円を実現。データARPUについても前年同期比で390円上昇したとしており、第4四半期での前年同期比反転向け順調な進捗していると説明している。