ニールセンは28日、スマートフォン視聴率情報「Mobile NetView」の3月データの結果を発表した。データをもとにスマートフォンからのサービス利用状況を性年代別で比較したところ、「女性の一人あたりの月間利用時間は47時間で男性の1.4倍」などの利用実態が明らかになった。

今回の調査は同社が提供するスマートフォン視聴率情報サービス「Mobile NetView」のデータをもとにしたもの。同データは日本全国の4,000人(iOS、Android各2,000名)の調査協力モニターからアクセスログ情報を取得した。

データをもとに、男女別の一人あたりの月間利用時間について調べたところ、女性が47時間、男性は34時間となり、女性の利用時間が男性を13時間上回った。一日平均で25分程度女性のほうが長くスマホを利用していることが明らかになった。

男女別の一人あたりの月間利用時間

男女別のサービス利用の内訳では、Google検索が男女ともに最上位を占めた点では一致したものの、LINEと楽天市場への女性のリーチが男性よりも高く、特にLINEでは男性よりも19ポイント女性のほうが高くなった。

スマホからのサービス利用状況

年代別では、全年代でGoogle検索、Google地図の2つのサービスが多く利用されていた。また、LINEは10代、20代のリーチしており、特に10代のリーチは90%と突出した結果となった。10代、20代ではブログサービスの利用も目立ち、10代ではアメブロが73%、livedoorブログが68%と2つのサービスで高いリーチとなった。

年代別スマホからのサービス利用状況

一方、楽天市場は年代が上がるにつれて、利用されているサービスの順位が上がっていく傾向にあった。40代以上では3位となり、LINEよりも高いリーチとなった。