MM総研は4月10日、LINEやFacebook、SkypeなどのIP電話・メールアプリおよびソーシャルゲームの利用に関する調査を実施。これらサービスの認知度や利用する理由について公開した。同調査は、Webアンケート形式で、個人名義のスマートフォンを利用する4418人を対象に実施。調査期間は2013年3月15日から3月18日まで。

同社はまず、IP電話・メールアプリ、ソーシャルゲームなど計13のサービスの認知状況を調査。結果は、「Facebook」が首位で94.8%が「知っている」と回答した。続いて「Twitter」が94.7%、「LINE」が91.6%だった。

続いて、IP電話・メールアプリ関連の計8サービスの利用状況を調査。「使っている」と回答した人の割合は「LINE」が49.8%で首位。続いて、「Facebook」が28.9%、Skypeが20.4%。このほかは、「Google+」が6.7%、Viberが5.5%、カカオトークが5.2%、commが4.3%、050plusが3.1%となった。

IP電話・メールアプリの利用率

またIP電話・メールアプリを「使っている」と回答した2,759人にこれらのサービスを利用する理由について聞いたところ、次のような回答を得た。「お得だから」が53.8%、「便利だから」が43.7%、「周囲が利用しているから」が22%。一方、利用しないと回答した1,533人にその理由を質問したところ、「必要性がないから」が53.4%、「面倒だから」が28%、「個人情報などのセキュリティに不安があるから」が21.9%という回答を得た。

続いて、IP電話の通話サービス利用者2,104人に通話相手について質問。「友人」が65.4%、「家族」が53.1%、「恋人」が16%、「仕事関係」が15.4%という結果となった。さらに、メールアプリの利用者2,075人にも同様の質問をしたところ、「友人」が84.1%、「家族」が47.2%、「恋人」が17.3%、「仕事関係」が16.7%とIP電話の通話サービスと同じ傾向の回答となった。

このほか同社では、スマートフォン利用者にIP電話と音声通話による1週間の通話時間を質問。得た回答の平均値を算出した結果、IP電話は7.2分、音声通話(携帯電話回線による従来の通話)は18.5分だった。続いて、1日あたりのメッセージ送信回数について質問。結果は、メールアプリが5.9回、キャリアメール(○○@docomo.ne.jpなど)が7.1回、Webメール(GmailのようにPCでも使えるフリーメールなど)が6.7回だった。

平均通話時間、メッセージ送信回数

さらに、利用したことのあるソーシャルゲームについて質問した。結果は、IP電話・メールアプリと同様に、「LINE」が22.4%でトップ。以降は「GREE」が13.1%、「mobage」が11.7%、「mixi」が9.3%、「Ameba」が7.9%、「カカオトーク」が2.1%だった。ただし、「利用したことがない」が59.6%を占めた。なお、最もよくプレイしているゲームのタイトルの順位は、「LINE POP」「LINE バブル」「パズル&ドラゴンズ」だった。

ソーシャルゲーム利用率

また、ソーシャルゲームの利用場所について利用者1,647人に質問。結果は「自宅のリビングや自室でくつろいでいる時」が62.8%、「就寝前(ベッド・布団の中など)」が42.8%と、自宅内での利用が上位を占めた。以降は「通勤・通学等の移動時(電車・バス・タクシー内および駅ホームなど)」が37.7%、「待ち合わせ時」が34.7%と続いた。

有料コンテンツ購入については、88.2%(1,452人)が無料コンテンツのみの利用者、有料で購入するのは11.8%(195人)だった。また、有料購入者の1カ月のコンテンツ購入金額は平均1,896円だった。

なお、スマートフォン利用者の1週間あたりのゲームの平均プレイ時間は、「ソーシャルゲーム」が42分(全体の35.6%)、「携帯型ゲーム機」が45分(同38.1%)、「据え置き型ゲーム機」が31分(同26.3%)だった。これをソーシャルゲーム利用者に限定すると、「ソーシャルゲーム」が113分(50.9%)、「携帯型ゲーム機」が68分(30.6%)、「据え置き型ゲーム機」が41分(18.5%)で、ソーシャルゲームの割合が過半数を占めた。

1週間あたりの平均ゲームプレイ時間