ASUSTeK Computerは10月16日(イタリア時間)、専用ドックに取り付けて10インチ・タブレットとしても使用できるAndroidスマートフォン「PadFone 2」を発表した。1枚のSIMカードでスマートフォンとタブレットのどちらのデータ通信もまかなうというコンセプトで登場したPadFoneの後継機種に当たる。新たにクアッドコア・プロセッサを搭載し、LTEに対応。タブレット・モード用のPadFone Stationのデザインを刷新した。プレスリリースによると、年内に日本を含むアジア地域と、欧州地域での発売を予定している。

AndroidスマートフォンPadFone

PadFoneをPadFone Stationに装着

10インチのAndroidタブレットに早変わり

PadFone 2は、4.7インチ(1280×720)のSuper IPSディスプレイを搭載。CPUはクアッドコア1.5GHzのQualcomm Snapdragon S4で、RAMは2GB。ストレージ・オプションは16GB/32GB/64GB。ワイアレス機能は、Wi-Fi (802.11 a/b/g/n)、Bluetooth 4.0。カメラはメインが13メガピクセル、フロントカメラは1.2メガピクセル。GPS、加速度、デジタルコンパス、Gyro、近接、光量などのセンサーを備える。バッテリー容量は2140mAh。本体サイズは137.9×69×9ミリで、重量は135グラム。対応する通信方式は以下の3つ。

  • LTE (700/800/1800/2600MHz)

  • WCDMA (900/2100MHz)

  • EDGE/GPRS/GSM (850/900/1800/1900MHz)。

OSは、Android 4.0.3 (Ice Cream Sandwich)だ。

PadFone Stationは、ディスプレイが10.1インチ(1280×720)で、1メガピクセルカメラ、5000mAhのバッテリーを備える。重量は514グラムで、PadFoneを装着した状態でも649グラムと、一般的な10インチ・タブレットと同等の軽さを実現している。新しいドック機構によって、ワンステップでタブレット・モードで使用できるようになった。PadFoneの3G通話時間は最大16時間だが、PadFone Stationに取り付けると最大36時間に延びる。またPadFone、PadFone StationともにASUS SonicMasterテクノロジをサポートする。

ASUSの独自アプリ「SuperNote」も新しくなり、手書きメモのテキスト変換が複数の言語に対応する。