ソニーは11日、Xperia向けの電子書籍アプリケーション「Reader for Xperia」を発表した。同アプリを利用することで、Android 2.3以上のXperiaシリーズでソニーの電子書籍が閲覧できるようになる。6月末以降にGoogle Playにて無償提供が開始される予定。

約56500コンテンツを所蔵するソニーの電子書籍サービス(2012年6月11日現在)

Reader for Xperiaは、シンプルなユーザーインターフェイスで使いやすさが追求されたスマートフォン用の電子書籍閲覧アプリ。これまで、ソニーの電子書籍は専用端末「Reader」か、タブレット端末「Sony Tablet」で閲覧するしか方法がなかった。しかし今回のアプリ導入で、Xperiaシリーズでもコンテンツを楽しめるようになる。NTTドコモが2012年夏モデルで投入する「Xperia GX SO-04D」「Xperia SX SO-05D」には、あらかじめ本アプリがプリインストールされる予定だという。また、今秋には他社製Androidスマートフォンへの対応も予定している。

Reader Storeで購入したコンテンツがReader、Sony Tablet、Xperiaスマートフォンのいずれのデバイスでも閲覧可能になる

Reader for Xperiaは6月末以降に提供開始予定

Reader for Xperiaには、コンテンツのサムネイル/リスト表示の切り換えおよびソート機能、シオリ機能、ハイライトなどのアノテーション機能、コンテンツ内の語句検索などスマートフォンに最適化された使いやすいUIが採用される予定。また、コンテンツマーケットであるReader Storeで取り扱う全フォーマット&5万冊以上の書籍・コミックに対応する。雑誌には対応しない。購入の際はクレジットカードかソニーポイントで決済を行う。サービス開始時点では、キャリア課金には対応しない。

ソニーでは銀座ソニービル8F コミュニケーションゾーンOPUSにて、Xperiaの世界観や操作性をいち早く体験できる「Xperia タッチ&トライイベント」を開催する。

開催日時は6月17日(11:00~19:00)までで、入場は無料。会場ではXperia GX SO-04D、Xperia SX SO-05D、Xperia acro HD IS12Sの新色(Blue)の実機展示、新OS Android 4.0先行体験ブースに加えて、ソニーグループ機器との連携やサービス、アクセサリーも紹介/展示される予定だ。本稿で紹介したReader for Xperiaの使い勝手も試すことができるので、興味をもった方は是非とも足を運んでほしい。

6月11日から17日まで、銀座ソニービル8F コミュニケーションゾーンOPUSでXperia タッチ&トライイベントが開催される

(記事提供: AndroWire編集部)